荒牧慶彦&梅津瑞樹、剣劇で魅せる新感覚「三國志」に挑戦 共演キャストも徹底解説

4月5日(金)より明治座にて剣劇「三國志演技~孫呉」開幕!撮影=西村康

2.5次元舞台の殺陣はキャラクターありき


――太史慈との一騎打ち以外にも、殺陣が見どころの作品になるかと思います。殺陣へのこだわりは何かありますか。

梅津:殺陣をやる舞台って、やっぱり2.5次元作品が多いんです。2.5次元作品だと原作があるので、役ごとの動きの特徴みたいなものが、殺陣の中で見えるようにっていうのは意識しているかもしれないです。今回の孫策だと、荒々しい感じになるのかなと想像しています。

荒牧:ギリギリのところで止めて斬ったように見せるパフォーマンスって、本当に人の心を打つんですよ。そこがすごく僕は好きですね。『殺陣まつり〜和風三国志〜』で百人斬りや影絵斬りを経験したことで、改めて殺陣というものが好きなんだなと実感しました。

――最後に、意気込みとともに本作におけるご自身にとって挑戦について教えてください。

梅津:“剣劇”とわざわざ書いてあるということは、おそらく殺陣が多いんだろうなと。芯のある芝居はもちろん、殺陣という部分が挑戦になるんじゃないのかなと、想像ではありますが考えています。

自他ともに干渉するのもされるのも嫌いなタイプなので、人に圧をかけるような役というのも挑戦になりそうです。その姿も含め、ぜひ楽しんでもらえたらと思います。

荒牧:“剣劇”という、舞台でもミュージカルでもない一つのジャンルを作れたらいいなと思っています。「三國志」自体や孫呉の物語を好きになってもらうのはもちろんですが、同時に殺陣ショーみたいなことがしたくて“剣劇”としました。二部には「スペシャル殺陣ショー」もありますので、そちらも楽しんでもらえる作品を皆さんに届けられるよう、しっかりと作っていきたいと思っています。

◆取材・文=双海しお/スタイリスト=ヨシダミホ/ヘア&メーク=鈴木りさ/衣装協力=<荒牧>パンツ(CASPER JOHN/Sian PR)、ネックレス&ブレスレット(共にAIVER/Sian PR)、<梅津>パンツ&ネックレス(共にAIVER/Sian PR)

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