コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家の久真(くま)やすひささんが自身のX(旧Twitter)に投稿した『ダンジョン最下層には幼なじみがいる』だ。
同作は。久真さんが「アライブ+」で連載中の『ダンジョンの幼なじみ』の第1話部分を切り取った作品。最強の黒龍王と歴戦の剣士ヴァンとの「推しカプ見守り系ラブコメディー」が描かれている。
ダンジョンのラスボスと剣士との仲睦まじい様子が好評で、同ポストは1万もの「いいね」を獲得。そこで作者である久真さんに同作を描いたきっかけや、ポイントなどについて話を伺った。
とあるダンジョンでのこと。剣士ヴァンは最下層を目指す中、襲い掛かるモンスターたちをいとも簡単になぎ倒していく。
そして最下層にたどり着くと、そこにはラスボスである最強の黒龍王「リューカ=オブシディアン」が待ち構えており、彼に「よく来たな人間よ…」「我が全力を持って相手してやろう」と告げる。
しばらくお互いに見つめ合った後、リューカは「…ってちょっとぉ めっちゃ汗かいてんじゃん」と一気に緊張感がなくなる発言をする。2人で冗談を言い合い、その後にリューカは竜から人間の女性に姿を変える。2人は10年もの付き合いがある、昔からの幼なじみだったのだ。ちなみにモンスターが襲いかかるのは、「来たものを撃退する」という仕事を全うするためだった。
久しぶりの対面で盛り上がった矢先、ヴァンは早くも帰ることをリューカに伝える。リューカは心の中で「また一か月先かぁ…」と残念がっていると、ヴァンから思いがけない報告をされて…。
ヴァンとリューカのやり取りの様子に対し、読者からは「早くラブラブ展開を見たい」「リューカのリアクションがいちいち可愛い」など好評の声が相次いでいた。
――『ダンジョンの幼なじみ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ラブコメを見守るやつらの話を描いたら面白いんじゃないかと思ったのがきっかけです。そこに元々考えてたファンタジーものと組み合わせて「ファンタジー…男女の幼なじみもある意味ファンタジーだな!!」とそんな感じで話ができあがりました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
シリアスな場面から一転してほんわかほのぼのな雰囲気になるところが作品の強みだと思っているので、そこのギャップが大きくなるように描いています。キャラクターひとりひとりが癖は強いけど良い人であるところもポイントです。見ていて気持ちのいいキャラを作ることを心がけました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
リューカがはにかんだ笑顔をして、それを見た部下たちが「んかああああうわあああうぃいい!!」って叫ぶシーンが大好きです。ここが『ダンおさ』の真骨頂だと思って描いたので。
――剣士ヴァンとリューカ(黒竜王オブシディアン)はRPGでいえばそこそこの実力者に見えましたが、やはり2人ともにラスボスレベルに匹敵する強さなのでしょうか?
ラスボスレベルっていうかはたから見れば完全にラスボスです。ついでにいうと、4人の部下たちもそれぞれダンジョンボスレベルの強キャラです。毎度毎度倒されるので、そうは見えないですけどね。
――今後の展望や目標をお教えください。
大まかな話の筋はだいたい考えてあるので、綺麗に大団円で完結させたいです。そのうえで楽しいキャラをたくさん出していろんな関係性を構築していきたいです。ダンジョン外のキャラの交流も描いてみたいですね。
それから先に言っておくけど…恋のライバルは一切出ないから安心してね!!!!
大きい目標はアニメ化です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもたくさんのコメントありがとうございます。これからも『ダンおさ』を楽しんでもらえるよう頑張っていきますので、よろしくお願いします!
また、3月23日に『ダンおさ』の4巻が発売されました。そちらも併せてよろしくお願いいたします!
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