コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、国民に裏切られた国王が魔王を目指す『殺戮の王』をピックアップ。作者である漫画家のヤギ君さんが、2024月3月20日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、5000件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではヤギ君さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
国民を守るために何千万という人間を殺してきた国王シュヴァ。しかし最期は彼が守ったはずの国民から「愚王」「人殺し」と罵られつつ、処刑されるという悲惨な運命をたどる。だが彼の物語は、そこでは終わらなかった。
殺されたはずのシュヴァが目を覚ますと、鏡に映っていたのは若返った頃の自分。それに加え、40年前に殺されたはずの専属メイドであるアリシアが目の前に現れた。驚きを隠せないまま「お前、四十年前に殺されて…」と絶句するシュヴァを見て、「はぁ?四十年?寝ぼけてるんですか?」といって不思議そうな顔をするアリシア。
自分が裏切られて殺された記憶は夢だったのかと考えるシュヴァだが、あのとき感じた怒りと憎しみは本物だ。シュヴァの国民に対する憎しみは消えない。そこでシュヴァは自国を亡ぼす王になることを決意すると、さまざまな方向から今度こそ失敗しないための方策を張り巡らしていく…。
同作を読んだ人からは「え、めっちゃおもろい」「展開が読めない…」「読了感めちゃ良い」「素晴らしすぎる作品」「大ボリュームだったけど、一気に読み終わってしまった」など反響の声が上がっている。
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
異世界転生の作品が多くなった昨今で自分で描いた転生作品を作りたかったのが理由です。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください
見て欲しいのはシュヴァの葛藤です。過去を繰り返さないように世界に立ち向かう姿です。
――魅力的なキャラクターの多い同作ですが、デザイン面で意識したポイントがあれば教えてください。
一番意識していたのは古代ローマ帝国でギリシャ神話のようなデザインを描く予定でした。
――マレーネは食事シーンが特に印象的です。彼女は引き取られる前、どんな生活をしていたのでしょうか。
食べ物はあまり与えられない農民奴隷としての生活です。マレーネは亜人という事もあり奴隷の中でも迫害されていました。
――サイガは多くの傷を負っています。どこかで戦いの遍歴などが明かされる予定はあるでしょうか。
サイガに関しては長く生きるエルフの戦士という設定で遍歴が明かされる予定はありません。
――今後の展望や目標をお教えください。
目標は商業誌の連載です。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
殺戮の王と奴隷の王はKindleで完結済みの作品ですが時間があれば追加エピソードも描きたいと思っています!殺戮の王は1600ページあるので楽しんで頂ければと思います。
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