メトロンズ主演ドラマ「向かいのアイツ」第1話放送スタート、KAZMA“透馬”の店に謎の女・倉島颯良“瀬古”が訪れる

2024/04/08 17:00 配信

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「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」第1話より(C)BS松竹東急

メトロンズ主演のドラマ「向かいのアイツメトロンズ初主演 連続ドラマ~」(毎週水曜夜11:00-11:30、BS松竹東急/TVerにて配信)の第1話が4月3日に放送された。第1話では、洋服店・コシカワにアルバイト志望の女性・瀬古依子(倉島颯良)が訪れる話が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」とは


吉本興業に所属する人気コント師・しずるライスサルゴリラ3組に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組の演劇チーム・メトロンズが主演を務める「向かいのアイツメトロンズ初主演 連続ドラマ~」。商店街を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれる。

とある商店街で向かい合わせに建つ2つのお店、洋服屋「コシカワ」と、品揃えのおかしい雑貨カフェ「レ・コケットリー」の間に起こる笑いあり、感動ありのドラマである。

「コシカワ」の店長・越川透馬をしずるKAZMAが演じ、向かいの「レ・コケットリー」の店長で「コシカワ」のライバル・山本貴志を、「キングオブコント2023」優勝のサルゴリラ児玉智洋が演じる。そして、第1話で登場する謎の女性・瀬古依子には、女優で女性アイドルグループ「さくら学院」の元メンバー・倉島颯良が抜擢された。

また「コシカワ」と「レ・コケットリー」には、サルゴリラ赤羽健壱演じる商店街の理事長で透馬の幼馴染でもある成田信春をはじめ、しずる村上純ライス関町知弘田所仁が演じる“個性的な客たち”が日々訪れる。村上、田所、関町はそれぞれ1人で複数の役を演じることになっており、登場人物はほぼ全てメトロンズによって演じ分けられている。

さらに卸売業者の正木雪也役を、映画や舞台、ドラマなど多方面で活躍するベテラン俳優・渡辺哲が務め、物語のキーマンとなる。

やる気のない「コシカワ」の店長・透馬と、変わった雰囲気を醸し出す「レ・コケットリー」の店長・山本


とある日のキラキラ橘商店街。洋服店「コシカワ」では閉店セールがおこなわれていた。店長の透馬(KAZMA)は終始不愛想でやる気がなく、成田(赤羽健壱)にも「ちゃんと接客しろよ」と注意される始末だ。

商店街の活性化のためイベントを企画したりラジオで発信する成田は、透馬に“個人店の活性が商店街の活性化につながる”と告げ、「頑張れよ、向かいの店みたいに」と釘をさす。

コシカワの向かいの店の雑貨カフェ「レ・コケットリー」は、少し変わった店長の山本(児玉智洋)が店長を務める雑貨カフェで、雑貨はどれも物珍しく、そこはかとなく怪しい雰囲気が漂っていた。

透馬は「レ・コケットリー」の一風変わった雰囲気や、フランス語を店名にするセンスなどに「気持ちわりぃなぁ~」と明らかな嫌悪感を抱いており、店長になった際に1度挨拶をした際も、「商店街は馴れ合いがダメにすると思うんです」と言われたそうだ。

気味の悪さがありながらも、その物珍しさに客が吸い込まれて行き、ますます気に食わない様子の透馬。実は透馬はもともと役者を目指しており、この店も体調を崩した父親が戻ってくるまで代理で店長を務めていた。そのため透馬は、「どうせこの店も繋ぎなんだから」と気だるそうな様子で成田に語る。

そんなコシカワには、父親が体調を崩す前から掲示してあった「閉店セール」の貼り紙が今も付いたまま。透馬いわく、“この貼り紙は七夕や節分などの風物詩と同じようなものだ”と父親が言っていたのだという。ゆえに商店街の人たちは、閉店セールを繰り返すこの店を“不死鳥のコシカワ”と呼んでいるそうだ。