――同作には過激なシーンも多く、神崎自身も人間の獣性と向き合っていくこととなる。センシティブな作品だからこそ、役を引きずることもありそうだ。
引きずらないタイプだと思っているけど、肉体的に追い込まれているときは「引きずっているね」って言われることはあるかも。芝居で発散するエネルギーって無限に生まれてくるわけじゃないから、出し切ったら空っぽになっちゃうんですよ。
そういうときに人に会うと「役が抜けてないんじゃない?」って言われたりして。でも芝居で出し切れたってことだから、いいことなんですけどね。
――集中力が必要な現場だからこそ、リフレッシュも大切だ。北山のリフレッシュ方法を聞いてみると?
みんなでお菓子を食べるのは、撮影の合間のリフレッシュ方法ですね。今までの経験上、現場で駄菓子が人気になるんですよ。なので、今回も駄菓子を差し入れしようかなって思っていて。
みんな「ありがとうございます」って言ってくれるけど、「ただ離婚してないだけ」(2021年テレ東系ほか)の制作チームと一緒だから「またかよ」って思われちゃうかな(笑)。食べやすいサイズでおなかにたまるものも探したいなぁ。ちょっといいチョコでも持っていこうかな。
――過去にも共に作品を作り上げてきたチームとの再タッグ、気合とリラックスのいいバランスを取りながら撮影に臨めそうだ。
再タッグを組めることは本当にありがたいこと。成長した自分を見せたいと思っています。かといって力み過ぎずに、新しい芝居を見せていきたいです。
取材・文=高橋梓
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