“イケオジ俳優”の魅力に迫る! 注目のボブ・オデンカーク、俺たちのジェイソン・ステイサム、デ・ニーロらが地球を救う

2024/04/18 19:30 配信

映画 コラム

「サロゲート」キービジュアル(C) 2009 Touchstone Pictures. All Rights Reserved.

役所広司、キー・ホイ・クァン、まだまだいるイケオジ俳優


もちろん日本のイケオジ俳優も元気だ。イケオジと呼ぶのはやや恐縮するが、ヒューマンドラマから警察・極道ものまでどんな役柄もこなす名優・役所広司は、菅田将暉、仲野太賀といった30代の役者たちにも大きな影響を与えている。役所は、世界最高峰のエレベストを舞台にした日中合同作映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」(2019年)で、氷壁からワイヤーでつり下げられて相手と闘うワイヤーアクションに挑んだ。日々のトレーニングもそうだが、役者を続ける中で、年を重ねても常に上を目指す姿勢に勇気をもらう人も多いだろう。

その他、子役時代に「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)や「グーニーズ」(1985年)に出演して一躍有名になり、2023年に「第95回アカデミー賞」作品賞を受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年)で、助演男優賞を受賞した52歳のキー・ホイ・クァンの名も挙げておきたい。

武術指導のアシスタントなど制作スタッフとして長く働き、俳優としてのブランクを経て再び表舞台に現れるやいきなり世界中のファンをとりこにしたクァンは、同作でアクロバティックなカンフーを披露するなど、多彩なアクションでも魅了している。劇中で見せる姿だけではなく、再び俳優として復帰することを決意し、生き生きと輝いている彼の姿に多くの人たちが感動した。

いくつになっても輝き続け、生涯現役でアクションシーンを体現する彼らの姿を名作映画とともに楽しんでみてはいかがだろうか。

なお、ムービープラスでは「オヤジたちの激熱アクション」特集と題し、デ・ニーロ主演の「ミッドナイト・ラン【地上波追録版】」やステイサム主演の「バトルフロント」に加え、「サタデー・ナイト・ライブ」の元脚本家で「ベター・コール・ソウル」で主役を張った大注目の俳優ボブ・オデンカークが「ジョンウィック」制作陣とタッグを組んだ「Mr.ノーバディ」(2021年)、ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス「サロゲート」(2009年)や、チャールズ・ブロンソンを世に知らしめた大傑作「狼よさらば」、関西弁を操る武術家スティーヴン・セガールの「沈黙の達人」といったアクション映画が放送される予定だ。

◆文=suzuki