オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ずっとあなたを待っていました」。第9話では、ジンソン(ナ・イヌ)とジヌ(レン)兄弟の秘密が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第9話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、韓国で注目の若手俳優とベテラン俳優が一堂に会することで話題を呼んだミステリーサスペンスドラマ。ある日、50年間大きな事件が起きていない平和な町で殺人事件が発生し、血気盛んな地元の刑事オ・ジンソンは、検事たちと共に捜査を開始する。そんな中、彼の家族が事件に巻き込まれてしまう。そして事件の真相を追い求めるごとに、自分の家族の隠された秘密や欲望が明らかになっていき、オ・ジンソンは衝撃の真実へとたどり着く――。
キャストには、「哲仁王后 ~俺がクイーン!?~」などのテレビドラマを始めバラエティ番組でも活躍が目覚ましい俳優ナ・イヌが主演の刑事オ・ジンソン役に抜擢。また、「アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~」といった話題作に出演し、注目の若手の1人とされるキム・ジウンが検事コ・ヨンジュ役を、「ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~」のクォン・ユルがヨンジュの同僚検事のチャ・ヨンウン役を、ボーイズグループ・NU'ESTのレンがジンソンの弟・ジヌ役を務めている。
その他にも、ドラマ「愛の不時着」や映画「パラサイト 半地下の家族」などのヒット作に出演するチャン・へジンが主人公の母親ホン・ヨンヒ役を、時代劇「鉄の王 キム・スロ」やドラマ「優雅な一族」など数多くの作品に出演するぺ・ジョンオクがヨンウンの母親ユ・ジョンスク役を演じる。
前話にて、海外に逃亡しようとしていたギヨン(イ・ギュハン)。結局ジンソン(ナ・イヌ)たちは空港で見つけることができず、防犯カメラにもギヨンの姿はなかった。
そんな時、なんとギヨンが焼死体で見つかったという連絡を受ける。駆け付けたところ、遺体はDNA判定が困難なほど損傷していたが、近くにギヨンのパスポートと携帯が捨てられていたこと、また歯形が一致したことやヨンウン(クォン・ユル)のスマホに遺書のようなメッセージが送られていたことから、ギヨンの自殺という形で事件は収束した。
その頃、ヨンウンの母・ジョンスク(ぺ・ジョンオク)はカフェである女性と会う。その女性はジョンスクに「費用を使うことはありませんでした」「ご子息はお元気ですから、処理費用はいりません」と言って、現金が入った封筒を差し出す。女性はさらに韓国で開く展覧会の招待状を渡しながら「招待します。会長の息子であるジヌにもね」と伝える。どうやらこの女性はジヌの母親のようだが、“ジヌの死”は知らない様子だった。
一方検察では、早々に仕事に復帰したヨンジュ(キム・ジウン)がミンギュ(チョン・サンフン)の取調室へと向かう。ミンギュの主張はこうだ。事件発生1年前、久しぶりにギヨンと再会したミンギュは、冗談で妻の悪口を言っているうちにギヨンに唆され、連続殺人事件の話に発展したという。
“すべてはギヨンが指示したことだ”と言い張るミンギュだったが、ミンギュが妻を殺している動画をヨンジュが見せると、膝から崩れ落ちる。結局ミンギュは妻の殺害や検事2人の監禁への関与や、セクハラ発言などにより刑務所に入ることとなった。
こうして一連の事件は解決となったが、ヨンウンはギヨンの自殺に対して“疑わしい点がある”と、秘密裏に捜査を続けることを決める――。
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