――超特急での仕事と並行してドラマ出演も増えてきている柏木さん。今作が2度目の主演ドラマでしたが前回の経験を生かせたことはありましたか?
それはもう全部です。前回は何もかもが初めての経験で演技も基礎から教わった感じだったので…。まだまだ少ないですが、自分が今持っている経験値をすべて生かそうと思っていました。
――主役という立ち位置で心掛けたことはありましたか?
僕は現場はみんなが楽しい方がいいなと思っていて。先ほど周りの共演者さんやスタッフさんに助けられたという話をしましたが、僕なりにもどうしたら楽しい雰囲気になるか考えて、ちょっとでも和やかな空気になるよう皆さんとコミュニケーションを取らせていただきました。“ふざけてるな”と思われない程度に(笑)。
――柏木さんは人見知りと聞きましたが、大丈夫だったんですか?
僕、仕事だと人見知りじゃないんですよ(笑)。だからこういうインタビューも全然平気。人見知りが発動するのはプライベートだけなので、“今は仕事”って思えば話せるんです。で、そこで打ち解けたらプライベートでも仲良くできるじゃないですか。仕事から入った方が人間関係はうまくいくかもしれないです(笑)。
――じゃあ、今回の共演者とも最初からすんなり?
クランクイン前のアクションレッスンは多少探り探りでした(笑)。でも、アクションをしていたら必然的に声が出るんですよ。それでみんなとわちゃわちゃできたのが楽しかったです。一人ひとりのある程度の雰囲気もつかめた状態で作品に入れたのも良かったです。
――最近のお芝居の手応えはいかがでしょうか? 楽しさや難しさが変化した部分などもあれば教えてください。
どんどん楽しくなってきたなっていう感じです。今回のアクションもそうですけど、普段なかなかできないことがお芝居でいっぱい体験できるし、演じるキャラクターの価値観みたいなものも演技を通して理解していくのが楽しい。常にその人その人に気持ちになっていくことが求められるので、俯瞰的な考え方がすごくできるようになる仕事だなと思います。いろんな役を経験すればするほど自分の価値観も広がっていくんじゃないかと思います。
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