今田美桜、強いまなざしで決めぜりふを繰り出す演技に「迫力に圧倒された」と称賛の声<花咲舞が黙ってない>

2024/04/14 17:40 配信

ドラマ レビュー

花咲舞に新たな息吹をもたらした今田美桜に称賛の声


突然の人事異動で本部の支店統括部臨店班に所属することになった舞。臨店班の仕事は、ベテラン行員の相馬健とコンビを組み、支店で起きた問題を解決するというものだ。

最初の臨店先は舞の古巣の羽田支店。内部告発もあり、支店長の藤枝賢造(迫田孝也)が取引先と癒着して裏金を受け取っていることを調べていく舞と相馬。そして、舞らに内部告発したのが根津だと判明した。

かつて、その取引先の担当だった根津は、藤枝に問いただすも、取引先を取り上げられることになり、声を上げても無駄なのだと諦めていた。だが、臨店班となった舞に望みを託したのだった。

証拠を突き付けられ、根津が告発したことに気付いて「俺の人生を台無しにするつもりか」と責め立てる藤枝に、第1話二度目の「お言葉を返すようですが」が飛び出た。さらに人生を台無しにされたのは根津だと続けた舞に、「うるさい黙れ!」と藤枝が返すと、舞は「黙りません!」とピシャリ。

自分を含め、女性や部下を見下す藤枝に物申し、言いたいことも言えなくしている状況に「それがこの銀行の昔ながらのやり方で、これからも変わらないのだとしたら、藤枝支店長もこの銀行も腐ってます!」と言い放った。

決めぜりふからの舞の熱い言葉は痛快だった。根津たちのように諦めてしまうことが多い中、堂々とした立ち振る舞いに希望が見えたようだ。根津や他の行員たちから拍手があがったが、SNSでも「スカッとした」「かっこよかった」という声が続々と上がる。

また、新たな花咲舞を体現する今田に「目力が強いので怒りのエネルギーが伝わる」「迫力に圧倒された」「この役にハマってる」「声に力があっていい」「真っ直ぐな役がぴったり」と称賛が寄せられた。

とはいえ、物語は不穏な展開。藤枝は銀行を辞めさせられず出向という処分になり、相馬の「この銀行は花咲が思っているよりずっと闇が深い」という言葉通り、舞は銀行の闇へと立ち向かっていくことになる。その舞に立ちはだかるのは将来の頭取候補といわれる紀本平八(要潤)の懐刀である昇仙峡。今田と菊地の演技対決にも期待だ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部