NissyとSKY-HIが、4月17日に都内で開催された「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」の完成披露“超速”上映会にサプライズ登場。同作の声優を務める島崎信長、内田雄馬、浦和希、海渡翼に花束を手渡し、無事に完成披露を迎えたことを祝福した。
同作品は、累計発行部数が3000万部を超える人気コミックを原作に、2022年に放送されたTVアニメの劇場版。“ブルーロック(青い監獄)”に集められた300人の高校生FWたちが、世界一のエゴイストストライカーを目指して己のサッカー生命とゴールを懸けて挑む姿を描く。“史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ”として人気を博し、このほどシリーズ初の映画化となった。
サプライズで登場したNissyとSKY-HIは「Nissy × SKY-HI」として同作の主題歌「Stormy」を担当。観客には事前に知らされていなかったということで、MCから呼び込まれるや驚きの大歓声が起こり、2人はそれぞれ声優陣に花束を手渡した。
今作を見た感想について、Nissyは「年を重ねるたびにアニメの進化をすごく感じていて、試合中のシーンだったり、3Dの絵の動きの展開だったり、CG合成だったりとかそういうテクニカルな部分にも衝撃を受けるシーンがたくさんありました」と、昨今の最先端アニメ技術に感嘆。
そして内容についても「今回のテーマの凪と玲王の葛藤。“ボタンの掛け違い”の瞬間というのが、どこか30代40代でも社会的に起こり得るコミュニケーションだったりするので、後半のところでグッとくるシーンが何シーンもありました。玲王が思う凪への気持ちだったり、凪が思う前に進む中での玲王に対する思いだったり、幅広い形で打たれるストーリーがたくさんあったなと思っております」と自分自身にも重なる部分があり、世代を問わず刺さる作品であることを伝えた。
また、SKY-HIは「まずは玲王のバックハグがついにスクリーンに映されてしまった…その日が来てしまった(笑)」と言って笑いを誘いつつ、「潔が主人公のいわゆる『ブルーロック』ではワクワクする凪のジョインが、視点を変えるとこんなに切ないシーンになるのかと。天才・凪の物語なんですけど、ヒューマンドラマとして玲王の心情の移り変わりの激しさは、(上映)1時間半でこの情緒ですから、皆さん大丈夫でしたか?って心配になるくらい。アニメとしてワクワクするシーンも当然多いわけですけど、ヒューマンドラマの部分でときめき、切なさをたくさん頂いてしまったなと思います」と、熱量たっぷりに鑑賞した感想を語った。
一方、2人が歌う主題歌を聴いた感想を、凪役の島崎は「すごく玲王と凪の関係性というのを歌詞からくんでくださっている曲。玲王と凪の2人の話なので、作品にピッタリな曲でした」とほほ笑むと、玲王役の内田も「単純に2人の青春っていう中のキラキラした部分だけじゃないんですよね。この曲を聴いて、この先の物語をめっちゃ見たいなと思いました」と楽曲に込められた思いを感じ取り、Nissy × SKY-HIに敬意を表した。
そんな中、「ブルーロック」といえば高校生FWたちが“世界一のエゴイストストライカー”を目指す作品ということで、それぞれ「ここだけは譲れない自分だけの“エゴ”」をフリップで発表することに。
Nissyは「ちょっと恥ずかしいんですけど…事実なので」と前置きし、「夕食後のデザート」とかわいらしい回答を。その理由を「自分でもこれを書いていてあざといな、って思ったんですけど(笑)。僕はお酒よりも甘い物のほうが好きなので、その日の終わりに甘い物を食べないと、その日に起きた出来事のリセットができないというか。プラスコーヒーを飲んで落ち着く、みたいなことをマストでやっていますね」と説明。
それを受けて、MCから一番お薦めのデザートについて聞かれ「チョコレートが大好きなので、チョコケーキですね」と回答すると、MCから「あざといですね~」とイジられ、慌てて「誘導しましたよね!?」とツッコミを入れていた。
流石のコンビネーションというべきか、続くSKY-HIも「僕もちょっとあざといのになっちゃったかなって思ったんですけど…」と乗っかり、「『温度より湿度』サウナですね」と全然あざとくない回答を。
ひと笑い取ったところで、SKY-HIは「サウナが好きなんですけど、高い温度がいいのではなくて湿度にこだわりたい。90℃で熱い!というのが良いことではなく、80℃ですごく汗をかけるのが良いサウナである、というところに関してこだわりを持っていますし、そこを汚されることは許されないことだと思っています」と譲れない“エゴ”を感じさせる、ガチなトーンでサウナのこだわりを語っていた。
「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」は、4月19日(金)より全国ロードショー。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)
※島崎信長の「崎」は、タツサキが正式表記