映画「陰陽師0」公開記念舞台あいさつが4月20日に都内で行われ、主演の山崎賢人の他、染谷将太、奈緒、安藤政信、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督が登壇した。
人嫌いで変わり者の陰陽師・安倍晴明が、雅楽家としても名を残した貴族・源博雅と共に怪奇事件を解決していく、夢枕獏による人気小説シリーズ「陰陽師」を映画化した本作。若き日の晴明をオリジナルストーリーで描く。
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁「陰陽寮」が政治の中心だった平安時代、学生たちはより高い地位を目指し、一人前の陰陽師になるために切磋琢磨していた。だが、学生の安倍晴明(山崎)は、呪術の天才ながらも陰陽師に興味を示さず、友人も持たず、周囲から距離を置かれる存在だった。ある日、晴明は貴族の源博雅(染谷)から皇族の徽子女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれる――。
舞台あいさつでは、登壇者が撮影を回顧。染谷が水龍を召喚するシーンについて「現場自体が板1枚しかない、360度何もない空間だったから、それを(山崎と)2人で想像しながらやるのが大変だったけど楽しかった」と明かすと、山崎も「すごく考えて、監督とも(体の)起こし方から倒し方まで、いろいろ試行錯誤しながらやっていましたね。(出来上がった映像は)めちゃめちゃ格好良かったですし、“心の中で博雅が助かる”から“現実でも助かる”というのにつながるというのがすごくいいメッセージだなと思って、すごく好きなシーンになりました」と述懐する。