一方、“SSブラザーズ”と称するスウィート・トゥースと新たな相棒・ステュー(マイク・ミッチェル)は、検問所でステューの旧友・マイクを捕らえ、奴隷のように扱っていた。マイクは、スウィート・トゥースがその場を離れた隙にステューに助けを求めるが、以前ストーンに自分を売ったマイクを許せずにいた。
しかし、自分のことを昔から知るマイクに謝罪され、サイコパスなスウィート・トゥースとつるんでいることに対し「これはお前じゃない」と言われたステューは、若干の動揺を見せる。その後、ステューはスウィート・トゥースに再出発を提案すると、彼から逆に“あること”を持ちかけられる…。
スウィート・トゥースはマイクとステューの顔にピエロのペイントを施し、マイクを含む3人は彼の改造車に乗り込み走り出した。スウィート・トゥースは自ら液体燃料をかぶると、ステューに「合図したら爆破スイッチを押せ」と指示を出した。
ジョンとクワイエット、そしてコンボイが封鎖線に入ると、車に乗った大量のローマンたちとストーンが待ち受けていた。いよいよ大戦がはじまろうとしたその時、スウィート・トゥースたちが乗った改造車も封鎖線に到着。
約束通りステューがスウィート・トゥースに火を付けると、彼の「お遊びの時間だ」という掛け声とともに戦いの火蓋は切って落とされるのだった――。
封鎖線には大量のローマンとストーン、ジョン&クワイエットとコンボイ、そしてスウィート・トゥースたちが集結し、次回の最終話で激しい戦いが繰り広げられることが予想される。
本作が放送される前はスウィート・トゥースが“命を狙ってくる”存在で最大の敵のように思われたが、実際ジョンたちの真の敵はストーン率いるローマンたちだった。スウィート・トゥースもストーンへの復讐に燃えているため、実質ジョンたちとは仲間のような位置づけになるのだろうか。最終話で“共闘”する可能性も考えられる。
そして、気になるのはジョンが“ミルクマン”としてのミッションを遂行できるかどうか。COO直々に任命された荷物の中身も気になるところだが、ジョンは理想の“インサイド”での生活を手に入れることができるのかも注目ポイントとなる。
COOのレイヴン(ネーヴ・キャンベル)は、第1話でジョンに対し“偽りの家族”を演じていたことから、いまいち信頼に欠けるイメージだ。またレイヴンから見て“部外者”のクワイエットも、“インサイド”に入るには一筋縄ではいかないかもしれない…。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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