MBS・TBS系で'08年4月〜9月に放送されたアニメ「コードギアス反逆のルルーシュR2」。放送が終了した約1年後の12月5日に主人公・ルルーシュの誕生日イベント「コードギアス 反逆のルルーシュ キセキの誕生日(バースデー)」が東京国際フォーラムで開催され、ルルーシュ・ランペルージ役の福山潤、枢木スザク役の櫻井孝宏、C.C.(シーツー)役のゆかな、紅月カレン役の小清水亜美、ロロ・ランペルージ役の水島大宙、リヴァル・カルデモンド役の杉山紀彰、ジェレミア・ゴットバルト役の成田剣らに加え、音楽・挿入歌を担当した黒石ひとみ(Hitomi)が出演した。
本作はサンライズと人気漫画家集団CLAMPのコラボレート作品で、'06年10月〜'07年3月に放送された「コードギアス 反逆のルルーシュ」の続編。神聖ブリタニア帝国の捨てられた皇子ルルーシュ・ランペルージは、謎の少女C.C.に他者に一度だけ命令を下せる絶対遵守の力「ギアス」を与えられる。彼はその力を使い仮面の男「ゼロ」となり、植民地となった日本を開放すべく「黒の騎士団」を率いてブリタニア帝国に戦いを挑むが、親友・枢木スザクの前に野望は絶たれてしまう。そして、1年の時を経て「ゼロ」は新たな反逆を開始する。
イベントは開演前から場内に流されていた「バースデーソング」がやみ、舞台上のスクリーンに「R2」のラストシーンが映し出されスタート。多くのファンに衝撃を与えたことで話題になったシーンだけあり、場内はざわつきを見せた。
今回のイベントのために作られたピクチャードラマは、ルルーシュたちが通っているアッシュフォード学園が舞台となり、文化祭準備に追われている学園にテロリストが侵入。ルルーシュがスザクやC.C.たちとテロリストを追い詰めるという内容で声優陣が生アフレコを交えて行った。アニメ本編では見ることができなかったキャラクター同士の会話が多く含まれ、アドリブあり、笑いあり、涙ありのストーリーに客席は終始魅了された様子。
ライブコーナーではHitomiがスクリーンに流れる名場面を背に、“わたしは本当にルルーシュが好き”という気持ちを込めて作ったという「Masquerade」などを熱唱。Hitomiの歌声と名場面の融合に、客席ではハンカチを握り締め、目をぬぐう姿も見受けられた。
櫻井が司会を務めたトークコーナーでは、事前に声優陣が答えたアンケートの回答を基にトークを展開。「一番謝りたいキャラは?」の質問に対して、「何もおかしなこと言ってない」(福山)、「おれに謝れ」(櫻井)、「一番かわいそうだと思う」(ゆかな)と、3人がスザクと回答。そのほかにも個性豊かな回答が飛び出し、客席の笑いを誘った。また、途中、誕生日ケーキの登場、バースデーソング大合唱、記念撮影など誕生日イベントならではの内容に盛り上がりを見せた。多くの歓声に福山は「おれじゃないけど、ありがとう!」とルルーシュに代わり感謝の言葉を述べた。
イベント終了時間も迫り、最後に福山と櫻井があいさつしていると、突如場内に聞き覚えのある声が響き渡る。その声を合図に2人が何者かに連行されると、スクリーンにゼロが映し出され、「間違っているぞ、お前たち。はき違えるな、バースデーの意味を。今日はレクイエムではない、新たなる誕生の日なのだ。今日、ギアスは新たな段階を迎える。近くおまえたちは新たなギアスにかかるだろう。希望せよ! 待望せよ! 熱望せよ!」とゼロが言い残すと、「新コードギアス・プロジェクト始動」の文字が映し出されイベントは終了。唐突な終了と新プロジェクト発表に多くの拍手と歓声が巻き起こり、最初から最後まで衝撃的なイベントとなった。
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