コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。漫画家の福井セイさんによる『シネモンハンターゆりこ』だ。同作は“映画館のマナー違反者を討伐していく”という作品で、福井さん自身のX(旧Twitter)に投稿されると、注目を集めて3.4万もの「いいね」を獲得。そこで作者である福井さんに、『シネモンハンターゆりこ』を手がけたきっかけや、こだわった箇所について話を伺った。
男子学生の佐々木は、片思い中のゆりこ先輩と映画館に来ていた。念願の映画デートが叶って、佐々木は喜びを嚙みしめている中、上映中なのにもかかわらず、ある客がスマホをいじっている。
気が散ってしまい、「ゆりこ先輩…気を悪くしてないといいけど」と、ゆりこ先輩の方を見る佐々木。すると、ゆりこ先輩は目に留まらぬ速さで迷惑客の後頭部に手とうを食らわせる。気絶した迷惑客を見た佐々木は「何が起きた!?」と、今起こった状況を飲み込めないままに映画を見続けるのだった。
映画鑑賞後、佐々木とゆりこ先輩はカフェで一息。そこでゆりこ先輩は自身が「シネモンハンター」であることを告げる。シネモンハンターとは、映画上映中に迷惑行為に及ぶ「この世で最も下劣な害獣」である「シネマモンスター」を討伐する者のこと。驚きの事実を知らされた佐々木に対し、ゆりこ先輩は映画に集中できなかったことを危惧して「埋め合わせとして…今度もっかい映画館に行かない?」と提案するのだった。
可愛らしい見た目であるゆりこ先輩の意外な姿に、読者からは「戦闘シーンで表情が激変するの面白すぎる」「バトルが想像以上に豪快で笑った」「映画館に1人はシネマモンスターがほしい」など、様々な反響が寄せられている。
――『シネモンハンターゆりこ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
僕自身映画館に行くとたまに迷惑客に会ってやりきれない気持ちになることが多かったので、半ばストレス発散のつもりで描きました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
ゆりこが各シネモンを倒すシーンは作画に気合入れたので、注目して欲しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
12pで「もし次もシネモンがいたとしたら…」と聞かれて、怖い顔をするゆりこ先輩が気に入っています。
――福井さんの実体験で、映画館で鑑賞した際に「これは本当にやめてほしい」という迷惑行為はあるのでしょうか?
たくさんありますけど、やはり「スマホいじり」と「私語」は出現率が多いので、特にやめてほしいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
また読み切りなり連載なり何かしら漫画を発表していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
今お知らせできることはないのですが、何かあればXで告知するのでXのアカウント(@fukuisei)をフォローしていただけると嬉しいです!
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