“圧倒的なビジュアルの持ち主” 「V」がバラエティーで見せた“愛くるしい”姿…ソロ活動でも数々の偉業を達成し続ける軌跡と魅力に迫る

2024/05/01 18:00 配信

バラエティー コラム

ランニングマン#671【V(BTS)出演回】(C)SBS

2021年にアメリカの音楽賞「アメリカン・ミュージック・アワード」(AMA)で最高賞の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、人気と実績ともにトップレベルのアーティスト・BTS(防弾少年団)。2013年にデビューしてから10年以上経つが、その人気は衰えず、今でも多くのファンを魅了している。その中でもメンバーのVは、圧倒的なビジュアルの持ち主。もちろんビジュアルだけでなく、深みのある低音ボイスが魅力的な歌声を持っており、BTSを歌唱力の面でもしっかり支えている存在だ。本記事では、BTS・Vのこれまでの軌跡や魅力をさまざまな側面から深堀していく。

BTSの“最終兵器”として加入、“非公開練習生”だった少年が一躍世界トップアーティストへ

BTSは2013年に「Big Hit Entertainment」からデビューを果たした。1995年生まれのVは、サックスを習うなど音楽に触れており、デビュー前の夢はサックス奏者だった。

そんな彼とBTSとの出会いは、「Big Hit Entertainment」の公開オーディション。初めは友人の付き添いで見学に来たVだが、オーディション審査員に勧められ、非公開オーディションに参加。これに合格し、当事務所の“非公開練習生”として所属することになる。

BTSのデビューに寄せてSNSなどでメンバーが徐々に公開されていく中、Vは非公開練習生だったため最後に写真がアップされた。その結果、ネット上でも「誰だこのイケメンは!?」と大きな話題を呼んだ。

そしてVはBTSとして活動を始めると、“テテ”という愛称でファンに親しまれるように。2013年12月に開催された日本でのコンサートでは、日本デビューを果たしていないにもかかわらず、会場の約20倍もの応募が殺到し、超満員状態になった。

2015年に「I Need U」で韓国の音楽番組で初の首位にランクインすると、2016年のアルバム「WINGS」で世界各国の「iTunes総合アルバムチャート」で1位になるなど、国内のみならず世界的な知名度も確立していった。

その後のBTSの活躍は言うまでもなく、2017年の「ビルボード・ミュージック・アワード」では「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞。2018年にはユニセフとのパートナーシップを記念し国連総会でスピーチをおこなったりと、チャリティ活動にも積極的に参加している。また、2020年発売の「Dynamite」や2021年の「Butter」が世界的な大ヒットとなった。

この活躍ぶりにVは、ある雑誌のインタビューにて「称賛と肯定的な反応をくださることはとてもありがたいですが、僕たちがなぜこんなに愛されているのか本当によく分かりません」と漏らしたことも。しかし、それと同時に「僕が好きなことをして、人々がその姿を見て好きになってくれる。僕はそれが非常に意味があると思う」と、ファンの存在を糧に前向きな姿勢を見せていた。

“非公開練習生”だった少年が一躍世界トップアーティストへと上り詰めたのは、並々ならぬ努力や謙虚さでファンと真摯に向き合う姿勢があってこそだろう。

転機が訪れるBTS、Vもソロ活動で音楽を届ける

BTSは、個人での活動に意欲的に取り組んでおり、V自身もそのうちの1人だった。2019年に自身で作詞・作曲をおこなった「Scenery」をクラウド上で公開すると瞬く間に拡散され、リリース後15日で1億回のストリーミング再生を突破する偉業を達成した。

2020年には人気ドラマ「梨泰院クラス」の挿入歌で自作曲の「Sweet Night」をリリースすると、韓国の主要音楽チャートで1位を独占。またアメリカのビルボード・デジタル・ソング・チャート「Digital Song Sales」部門で2位になり、初のソロアルバム「Layover」も世界的ヒット曲となった。

最近では2024年1月にソロアーティスト・IUの楽曲「Love wins all」のミュージックビデオに出演していたことでも話題に。公開からわずか1日で再生回数1500万回を記録した。

しかしVはこのミュージックビデオが公開される前の2023年12月に入隊していた。該当のミュージックビデオは入隊の1週間ほど前に撮影されたもので、公開時はファンからの歓喜の声があふれていた。Vは2025年に除隊の予定だ。BTSとしての活動は2025年の再開を予定している。

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