「毎日の献立を決めるのがツライ…」ぼる塾・田辺さんのお悩みに酒寄さんがモチベーションアップできる回答を【連載：酒寄さんちょっと聞いてくださいよ#39】

「ぼる塾」のリーダー酒寄希望が、メンバーの田辺智加、あんり、きりやはるかの相談に答える毎月連載「酒寄さんちょっと聞いてくださいよ」。第39回となる今回は、毎日の献立に悩む田辺さんに、酒寄さんが励ましの回答をします。

===

食べるのは好きなのに献立を決めるのは辛いのはなぜ？

みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。先日、息子（4歳）の着ている洋服のワンポイントの模様が可愛かったので、「ワンポイントいいね」と言ったら、

息　子 「やったー！ワンポイントゲットー！」

彼は自分に得点が入ったと勘違いし、大喜びしていました。それでは今月もはりきって相談に乗っていきたいと思います！

はぁーい！ぼる塾の田辺よー！
最近スパイスにハマってるの。スイーツにご飯になんでも合うね。
質問です。一人暮らしを始めてからほぼ自炊は鍋で日々の献立が辛いです。酒寄さんは献立をどう決めていますか？

今回は田辺さんからの相談です。スパイスって素晴らしいですよね。料理の味を引き立たせる上に技の名前にしても格好良いです。因みに私は自分の技名にするなら「フェンネル」です。

献立の決め方…これは非常に難しい問題です。我々は食べることは好きなのに、どうして献立を決めるのはこんなにも辛いのでしょうか？恐らく、この地球上には私と田辺さん以外にも沢山の同じ悩みを抱えた人がいると思います。

しかし、同じ悩みを抱える人は沢山いるはずなのに、献立を決めるときのあの孤独感は何なのでしょうか？

想像してください。今から架空の運動会をします。田辺さんはリレーのアンカーです。今、空腹な自分からバトンを託されました。田辺さんは「任せて！」と言って走り出します。しかし、ゴール直前で転んでしまいました。そう！

田　辺 「…献立が何も思いつかない！」

ゴール（食卓）はもうすぐそこなのに献立が何も思いつかない！恐らく、同じ時間に転んでいる仲間は沢山いるんです！私も転んでいます！しかし、みんな各々の運動場で転んでいるので田辺さんは自分だけが転んでいる気がします。

田辺さん「お腹が空いて動けない！恥ずかしくてもう立てない！」

他の走者が次々にゴールをしているのが視界に入ります。（現実逃避で始めたSNSですごい自炊を見てしまうなど）なんだか転んでしまった自分をみんなが笑っている気すらしてきます。

田　辺 「もう駄目！私だけがゴールできない！私以外のみんなは毎回すごいご馳走を作ってる！だってSNSの写真みんなすごいもん！」

そのときです！

？ 「田辺さん大丈夫？一緒に走ろう！」

転んだ田辺さんに手が差し伸べられます。

田　辺 「…？」
料理本 「私は料理本！一緒にゴールを目指そう！」

そう！料理本が田辺さんを助けにきてくれたのです！最近は便利なものでインターネットで様々なレシピを検索できますが、私は料理本も好きです！何故なら一冊に色々まとまっていて見やすいからです！

田　辺 「…料理本？」
料理本 「私はその人の料理レベルやお腹の空き具合、疲れ具合でそのときにあった料理を提案できると思う！一緒にゴールを目指そう！」
田　辺 「あんた優しいのね…」
料理本 「田辺さんの味方は私だけじゃないよ！」
？ 「おーい！おれたちもいるぞー！」

田辺さんが顔をあげると、応援席から走ってくる新たな味方が見えます。

田　辺 「【クック〇ゥ】の中華調味料シリーズ！」
回鍋肉 「オレを肉と野菜と炒めたら一発で味が本格中華になるぜ！」
麻婆豆腐 「オレたちをもっと頼れよ！何一人で戦おうとしてるんだよ！」
モラン〇ン 「ちょっと！【クック〇ゥ】ばっかり格好つけようとしないでよ！」
田　辺 「あんたは韓国料理に強い【モラン〇ン】！」
モラン〇ン 「うちらだけじゃない！沢山のソースが企業の枠を越えて田辺さんの味方だよ！」
田　辺 「ううぅ…（涙）」
ピエ〇ロ 「ほら、涙を膝にこぼすより、ドレッシングを野菜にかけてください」
？ 「私達だっているわよー！」

こうしている間にもどんどん味方が田辺さんに集まってきます。

松〇 「みんなの食卓でありたいです！一緒にゴールを目指しましょう！」
近所のスーパー 「揚げ物揚げたてだよ！後、揚げ物意外に結構野菜の副菜もあるよ！」
近所のスーパーでお総菜を買っている人 「うちも今日はお総菜よ！ここの美味しいわよ！」
缶詰 「棚の中にいるよ！今日こそ私の出番じゃない？」
気になっていたお店 「それなら今日こそうちの出番じゃない？宅配もしてるよ！」
友達 「タコパしよ！いつでも誘って！」

もう田辺さんの周りに味方が集まり過ぎて、私からは田辺さんの姿が見えません。

料理本 「ほら！みんな田辺さんの味方だよ！何を選ぶのかは田辺さん次第！でも私達はいつだって一緒にゴールまで走るよ！」
味　方 「田辺！田辺！」

沢山の味方による田辺コールが聞こえてきました。

田　辺 「みんなありがとう！私はひとりじゃなかったね！でもこんなに沢山味方がいたら余計に献立に迷っちゃうよ！」
味　方 「あはは～」

この小話で田辺さんの悩みが解決したのかわかりませんが、田辺さんが献立を決めるにあたってこれだけ沢山の心強い味方がいます。それを覚えていてください。田辺さんの献立を決めるのは田辺さんであり、私ができるのはここまでです。しかし、何もしていないとも言えるので、一応提案として今日は豚肉の生姜焼きとかどうでしょうか。