気持の優しい青年から、ヤンキー高校のカリスマ高校生まで、幅広い役柄でファンを魅了する俳優・前田公輝。そんな彼が新生活を始めたすべての人に贈るスマホ特化型コンテンツ「ヒルミルマガジン」の「エール編」「癒し編」に出演。どちらも一生懸命頑張っている人たちに、優しく語り掛ける表情は、とにかく元気をもらえ、癒しを与えてくれる。前田自身、台本を読んで深く感情移入したという作品。撮影が終わった直後の前田に話を聞いた。
「ヒルミルマガジン」は、「ちょっとしたひとやすみに すきなものに出会えたら それは特別な時間になる」をコンセプトに、KDDIがスタートするスマホ特化型オリジナルコンテンツ。雑誌の中でテキストとビジュアルで楽しめる企画の世界観をそのままに、「動く雑誌」として楽しめる新たな価値体験を提供する。
第1弾はKADOKAWA「ザテレビジョン」、講談社「VOCE」「ViVi」、マガジンハウス「BRUTUS」が参画。各誌とコラボし、各媒体ならではのキラーコンテンツや独自の着眼点での企画を、誌面や記事から動画フォーマットにして配信する。
前田が出演したのは、「ザテレビジョン」が企画した全肯定型ショートドラマ『YeLLs』。「がんばっているすべての人に寄り添う」をテーマに、エンターテイメントの世界で多くの人の心を支えてきた芸能人とタッグを組んで、画面の向こうの「あなた」に向けた企画となっている。前編は5月7日12時、後編は5月13日12時に配信予定。
――普段、俳優さん同士でお芝居を作ることが多いと思いますが、こうした一人称でのドラマの撮影というのはいかがでしたか?
めちゃくちゃ楽しくなる瞬間と、新鮮だなと思いながらもめちゃくちゃ悔しいなという思いのなかでの撮影でした。
――悔しいというのは?
基本的にお芝居って相手と会話をすることが多いじゃないですか。今回もそれを想像しながらセリフを発していたのですが、たまに後輩の女性のイメージというのが、背景と同化していってしまう感覚になるのが悔しかったですね。やっぱり台本を読んで、どれだけ具現化して鮮明にイメージできるのかというのが、俳優の仕事をやる上で大事なことだと思うので……。その部分は「もっとできたのでは」と思ってしまう瞬間がありましたね。
――いま俳優として……というお話がありましたが、普段はどんなスタンスで作品に臨むのですか?
基本的には台本をいただいて、そこから日常にどこまで落とし込めるのかということを考えながら、自分のなかに共通の感情を探っていくというか。新しい役で新しい感情だとしたら、そこまでのプロセスを考えたりします。基本的に、台本に書かれていないところを考えることで、台本に書かれている人生の一部を表現できると思いながら、芝居をさせていただいています。
――台本通りにやらないということですか?
いや台本通りにやります(笑)。台本通りに行くためのプロセスを考えるんです。例えば職場にいるシーンがあって、その後のト書きが家に帰っている場面で、テンションが上がっている感じだったら、きっとその人物は、早く家に帰りたかったんだろうなと想像するみたいな。そうやって細かく気持ちを刻んで、繋げていく作業は大切にしています。
――このドラマは「エール編」と「癒し編」の二部構成ですが、前田さんにとって「応援」に関するご自身のエピソードはありますか?
ファンクラブでファンの方々とツールを通じて交流をすることが多いのですが、ファンの方からめちゃくちゃ力になる応援をいただいています。ファンクラブの名称が、ファンとファミリーの造語で「fan-ily(ファニリー)」というのですが、僕がちょっと弱っているときとかも、本当にコメントいただいたりして励ましてくださるんです。その方々のために僕は芸能人生を頑張っていこうと思えているところはあります。そのぐらい感謝しています。
――前田さんは落ち込んだりすることもあるのですか?
あります。全然ありますよ。
――そんなときはファンからの励まし以外に、どんなことで乗り越えていくのですか?
その時々なのですが、まず落ち込んだら湯船につかる。そして有酸素運動。あとは瞑想という3つですね。これをすると大体のことが乗り越えられます。あとは今回の「エール編」の台本を初めて読んだときめちゃくちゃ泣いてしまったんです。大好きだなと思ったので、今後は先ほどの3つに加えて、この動画を見るかもしれません。自分が出ているものを観るのはちょっと恥ずかしいですけれど(笑)。
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