――齊藤京子さん、高本彩花さんとメンバーの卒業も続きます。
金村:まだ整理しきれていないです。本当にこのシングルで終わっちゃうのか、というのが正直な今の気持ち。二人ともお世話になった先輩方過ぎるので、きれいに送り出してあげたい気持ちはもちろんあるんですが、もうちょっと一緒にいたいし、不安も大きいです。
今はグループの転換期というか、今まで支えてくださっていた一期生さんたちがだんだんと卒業されていって、私も強くならなきゃなと感じています。寂しさと、焦りと、複雑な思いではあります。
――齊藤さん、高本さんとの印象的な思い出は何かありますか?
金村:京子さんには、私が初めてセンターを務めた時に隣で支えていただきました。大事な時にサラッと支えてくれるような、さりげない優しさと強さがすごく格好良い先輩なんです。私にはできないようなお仕事でたくさん活躍されているところを尊敬していますし、これからの京子さんも楽しみです。
あや姉さん(高本)は、“あや姉さん”とずっと呼び続けている通り、本当にお姉さん的な存在でした。いろいろなメンバーの気持ちに寄り添って話してくれる方で、年の離れた後輩にも、いつも同じ目線で相談に乗ってくれたりして、居心地の良い空間を作ってくださっていました。明るさにすごく助けられていました。
――最新曲「君はハニーデュー」について聞かせてください。
金村:「君はハニーデュー」というタイトルに皆さん「なんだこれは?」と思うんじゃないかなと思いますが、逆にそれがすごく良いなと思いました。「ハニーデュー」という言葉は聞いたことがなかったので、オリジナリティーあふれる曲になるだろうなと思っています。
曲の雰囲気もMVの雰囲気も、陽子ちゃんがセンターということもあって、すごくフレッシュですし、何より思いっきり笑顔でパフォーマンスできそうな曲なので、すごくうれしいです。
藤嶌:フルーツの名前が盛りだくさんの歌詞で、かわいくてポップな雰囲気がすごくお気に入りです。かわいいだけじゃなく、ちょっぴり“おもしろかわいい”テイストなところが、センターの陽子にぴったりだなと思いました。
――MVの撮影はいかがでしたか?
金村:撮影でいろんな所に行ったんですが、特に印象に残っているのは、みなとみらいのヘリポートを貸し切っての撮影です。けやき坂46の「期待していない自分」という曲のMVでも行った場所だったので、つながりを感じられてエモーショナルだなと思いました。すごく良いMVになっていると思うので楽しみです。