「大好きだったママを突然失い、そのママが大好きだった人と出会う」ことになった6歳の女の子・海。海は夏と水季との間に生まれるものの、父親の存在を知らないまま育ってきた。
そんなある日、大好きだったママが亡くなり、その葬儀の場で参列していた夏と出会う。最初は言葉を交わすことがなかった2人だったが、その後ロビーのベンチに1人で座っていたところに夏がやってくる。
物語のタイトルにも入っている「海」という名をもつ重要な役どころということもあり、制作チームは今回、全国津々浦々まで声をかけ、何次にも渡る一大オーディションを敢行。それを経て海役に選ばれた泉谷に、村瀬プロデューサーも「この世代の子役の女の子、ほぼみんな見させていただいたと思いますが、海は星奈ちゃんしかいないと思いました」とコメントした。
また、本人も「どうしてもやりたかった役なので、オーディションの前に実際に海に行って、海ちゃんの気持ちを想像したりと頑張ったので、海ちゃん役が決まったことがすごくすっごくうれしく幸せです」と話す他、「お芝居することが大好きなので、海ちゃん役でいっぱいお芝居できることがうれしくて、これから楽しみです! 海ちゃんの気持ちになって、みんなに感動してもらえるお芝居をしたいです」と意気込みを見せた。
本作の脚本を務めるのは、「silent」で脚本家デビューを果たした生方美久。2021年には若手脚本家の登竜門とも呼ばれる「第33回フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した。その作品「踊り場にて」(2021年、フジテレビ系)はドラマ化され、その世界観の繊細さと、せりふの浸透力が見る者の心をつかんだ。
2022年には、才能にほれ込んだ村瀬プロデューサーの抜てきにより「silent」を手掛けてデビュー。2023年秋には、村瀬プロデューサーとのタッグ2作品目となる木曜劇場「いちばんすきな花」にて、“クアトロ主演”という新しいスタイルで描かれた4人の男女による“友情”の物語を見事に表現してみせた。
そんな生方にとって3作品目となる本作で描かれるのは、“親子”の物語。村瀬プロデューサーも「今や生方さんの才能に関しては僕が言うまでもないですが、その生方さんと一緒に描きたいと思っていた一番のテーマが今回の親子の物語です」とコメントを寄せている。
本作の演出は、若手クリエーター・風間太樹と、高野舞、ジョン・ウンヒの3人が担当する。また、本作の音楽を担当するのは、作曲家・得田真裕。村瀬プロデューサーも「このドラマの世界を描き出すにあたり、これ以上ない、最高最強、パーフェクトな布陣です」とコメントを残した。
本作の情報公開と共に解禁されたキービジュアルには、夏と海が覗かせるそれぞれの表情と、美しい海岸の景色が映し出されている。2人の間に流れている時間が、日常の1ページのようでもあり、この物語が表現しようとしている尊く特別な瞬間にも見える1枚に仕上がった。
そんな本作のビジュアルを手掛けたのは、「silent」でもビジュアルを担当した吉良進太郎。今作でも作品に込められた思いを見事にくみ取った表現になっている。
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