コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、学校一カタブツだと噂の女子高生との甘酸っぱい恋愛エピソードを描いた作品「カタブツ系彼女を映画デートに誘ってみた①」をピックアップ。
作者のこばやし少女さんが4月14日にX(旧Twitter)上で同作を投稿したところ、そのツイートには9500以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、こばやし少女さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
「鎧坂さん、恋愛映画とか興味なさそうだけど…」
主人公の田中は、学校一のカタブツだと噂される鎧坂いぶきと付き合うことになった。風紀委員会に所属する彼女は、校則や規律を守ることに執着し、全校生徒から苗字で呼ばれているほど‟お堅い”印象。
しかし田中は、そんな鎧坂さんに恋をし、玉砕覚悟で告白したところ、あっさりとOKの返事をもらったのだった。
ある日、映画の割引券を手に入れた田中は、鎧坂さんを映画に誘ってみた。恋愛映画には興味なさそう…と望み薄で誘ってみたところ、鎧坂さんは「映画に同行する?『鈍感~時が交差する純愛』…?」とタイトルを聞いて一瞬、顔をしかめる。
ため息をつきながら「恋愛映画は興味ありません」と言い放ち、スマホを高速でいじりはじめる鎧坂さん。断られるかも、と諦めかけた田中だったが、次の瞬間、「日曜ですと9時の回がありますが?」と、瞬時に映画の上映スケジュールを調べた鎧坂さんが、恥ずかしそうに顔を上げた。
初めての映画デートが決まった瞬間、田中は「ハッ!もしかして鎧坂さんの私服が見れる…?」と心の中でガッツポーズをしたのだった。
作品を読んだ人からは、ネット上で「次回!鎧坂さんの私服ゥゥゥ!」「恋愛映画に興味は無いけれど一緒に行ってくれるのはとても優しい…」といった声が多数上がっていた。
――「カタブツ系彼女を映画デートに誘ってみた」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
これまでカタブツ系女子のシリーズで、告白、一緒に下校、一緒にお昼と来たので、そろそろデートに誘っても良い段階と思って描きました。ずっと制服でしたので、この先私服姿で新鮮味を出したいと思ったのも理由の一つです。
2人の面白いやりとりがふと浮かぶことがあるのですが、段階や流れを見て話を作っていきたいと思っています。2人の仲が進展していく様子を私も眺める気持ちで描いています。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
こだわっている点は全ての回で共通なのですが、カタブツ系女子の鎧坂さんがいかにおもしろ可愛く見えるかです!「こういうのいいよね」という投げかけがストレートに伝わるように演出を考えています。また、鎧坂さんのキャラクターだけでなく2人の掛け合いも大事にしています。
読んで、そのまま楽しんでいただければと思います!
――本作を含めた「カタブツ系女子」シリーズでは、クールな風紀委員女子が見せるギャップがたまりません。シリーズの中で特に気に入っているエピソードがあれば、理由と共にお教えください。
「カタブツ系彼女をお弁当に誘ってみた」です。自分の理想に近い雰囲気が作り出せたからです。本作「カタブツ系彼女を映画デートに誘ってみた」も、鎧坂さんのギャップの良さがストレートに伝えられたと感じているので気に入っています。有難いことにどちらも読者の反応が良くて、よりお気に入りの作品になりました。
――普段、作品のアイディアはどういったところから着想を得ているのでしょうか。
どこからアイディアが沸くかは分からないので、映画、漫画、アニメ、お笑いなど作業中に色々と見るようにしています。おそらくカタブツ系女子は様々なツンデレ系キャラクターの影響ですね。
あとは、実生活でふと「面白い」と思った出来事や会話などを簡単にメモするようにしています。役に立っているかはいまいちわかりませんが(笑)。
――今後の展望や目標をお教えください。
個人メインで活動していくか商業に挑戦するかまだ分からないのですが、いずれにせよ描き続けて、沢山の人に見てもらえるような面白い漫画を作るのが目標です。
最近「カタブツ系女子」を改変して縦読み漫画にしたものをkindleで出版したのですが、元のショート漫画も続けて、kindle本にまとめたいです!
その際はSNSで告知しますのでチェックよろしくお願いいたします!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも愛読、応援本当にありがとうございます。漫画を公開する時は、楽しんでもらえるのかドキドキしているので、良い反応を頂ける度にホッとしています。
今後も挑戦を続けて行きたいので応援よろしくお願いいたします!
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