ガンホから「演技する時のモニタリングを頼まれた」と話したのはチン・ギジュ。ドラマならではの表現のさじ加減を掴みたいガンホから「今のは大丈夫そう?」と頻繁にフィードバックを求められたそうで、ギジュは「すべてのテイクが完璧すぎて、すでに編集済みのもののように見えたんです。一生懸命学ぶつもりで見ていたのに『どうだった?』と聞かれて…指摘することが一つもなくて大変でした。それでも後半は中華料理を毎日ごちそうになっていた気がします。おいしかったです」と振り返った。
一方ガンホも、“新人”としてドラマの現場に立ったことについて「先輩たちの演技を見て、勉強になりました。イ・ギュヒョンさんが撮影中にスマホをよく見ていたんです。初めは急用があるのかな?と思ったんですが、後ろから覗いてみたら、台本を見ていたんですね。私は紙の台本を見ていたんですが、カメラから遠いところにある台本を取りに行くのが大変だったんです。ギュヒョンさんはその場でモバイルを使って台本を見ていて、さすが先輩だな、と。いろいろ勉強になりました」と語り、会場の笑いを誘った。
ドラマシリーズへの初出演ということで、会場の記者から「新人賞を狙っているのでは?」と質問が飛ぶと、ガンホは「いただけるのであればありがたく頂戴します。でも、素晴らしい俳優さんがたくさんいらっしゃるので…」とにこやかに返答。
最後には、今作の魅力について「唐突な例えかもしれないんですが、オリンピックではサッカーや野球など人気種目も楽しめるんですが、追加種目が新鮮だったり楽しみでもありますよね。そういう追加種目のようなドラマとして皆さんの心に残るといいなと思っています」と、ベテラン俳優らしい深みのある例えで作品をアピールした。
「サムシクおじさん」はディズニープラス スターにて5月15日(水)より独占配信開始(全16話/初週5話一挙配信、以降毎週水曜日2話ずつ、最終週3話配信)。この日、ソウル市内で行われた会見にはソン・ガンホ、ピョン・ヨハン、チン・ギジュ、ソ・ヒョヌ、ユ・ジェミョン、チュ・ジンモ、少女時代のティファニー、オ・スンフン、そしてシン・ヨンシク監督が登壇した。
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