新之丞の実家は「安政の大獄」の余波でお取り潰しの憂き目にあい、新之丞はやむなく懇意の家に養子に出たものの、厄介払いされ奉公先を探して転々としていたという。最後に行きついたのが会津藩御用達の豪商・鵺野義正(渡辺いっけい)の屋敷だったが、新之丞を邪な目で見る鵺野のもとから逃げ出し、手下たちに追われていたようだ。
南無之介が新之丞を助けようと追手を攻撃すると、新之丞は「ダメです、人を傷つけては」という。南無之介が素直に新之丞の言葉に従うと、頭を殴られて倒れてしまう。新之丞が心配して名前を呼ぶと、南無之介は「新之丞様、良かったご無事で…」とほほ笑んで気絶してしまう。
山南(永田崇人)がもめごとを起こすなと言ったのにと愚痴を言うと、南無之介は床に頭をつけて土下座して新之丞を置いてもらえるように懇願する。山南はしぶしぶながらも承知し、新之丞は壬生浪士組の屯所でしばらく養生することが認められるのだった。
南無之介と熱い絆で結ばれた新之丞は儚く美しい佇まいで目も心も奪われてしまう。SNSでも「新之丞様流石に美しすぎた」「杢代くん本当に美しい……」「新之丞の儚い印象が月明かりの下でより一層際立ってる」「杢代さんの儚くて品のある役柄が新之丞様にピッタリ」と絶賛の声が寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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