実写ドラマ『からかい上手の高木さん』の再現度に称賛の声続出、今泉力哉監督「意識したのは派手なことを削いで、生っぽく」

2024/05/14 06:00 配信

ドラマ インタビュー

ドラマストリーム『からかい上手の高木さん』を手掛ける今泉力哉監督にインタビュー (C)山本崇一朗/小学館 (C)TBS

深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」にて『からかい上手の高木さん』(毎週火曜深夜11:56-0:26、TBS系※放送時間は変更になる場合があります、一部地域を除く)が現在放送中。シリーズ累計発行部数1200万部を突破した山本崇一朗による同名コミック「からかい上手の高木さん」(小学館「ゲッサン少年サンデーコミックス」刊)が原作の同ドラマは、その再現度の高さからSNSなどでは「実写化と聞いて感じていた不安を見事吹き飛ばしてくれた」「マジで神ドラマ、原作の雰囲気がよく出ている」などといった声が上がっている。WEBザテレビジョンでは、ドラマ、そして5月31日(金)公開の映画の監督を務める今泉力哉氏にインタビューを実施。実写化するにあたって意識したことや、キャストたちの裏話を明かしてくれた他、アニメの舞台として聖地となっている香川・小豆島での撮影を振り返ってもらった。

“照れたら負けのからかい青春ラブコメディー”を実写ドラマ化


“照れたら負けのからかい青春ラブコメディー”と銘打つ本作でW主演を務めるのは月島琉衣黒川想矢。数回のオーディションを経て、物語の中心となる高木さん役と西片役をそれぞれ勝ち取った。

月島は隣の席の西片をいつもからかって楽しんでいる高木さんを、黒川は高木さんに何かとからかわれてしまう西片をフレッシュに好演。また、原作の10年後を描く映画では、高木さんを永野芽郁が、西片を高橋文哉が演じる。

実写化に対する感想は「めちゃくちゃ見ています」


――地上波放送が間もなく折り返しとなりますが(※取材は4月下旬に実施)、SNSに投稿されている視聴者の方の感想はご覧になっていますか?

良い意見も、悪い意見も、めちゃくちゃ見ています(笑)。元々原作がすごく人気ですし、実写化自体にいろんな反応があることは分かっていました。

実写化が発表された当初は、ドラマなのか映画なのかも明かされていなかった中で、私の名前だけが公表されたこともあり、SNSなどで私あてにいろんな意見や希望が届いていました。

その中で多く見られたのは、「(大人の俳優が中学生を演じたりしないで)実際に中学生くらいの年齢の人に演じてほしい」というのと、「小豆島で撮影してほしい」という2点。内心「小豆島で撮るし、中学生でやるよ」と思いながらも、情報解禁まで何も言えませんでした(笑)。

これだけの人気作品なので、不安があるのも分かります。でも、いざ放送が始まると、原作ファンやアニメのファンで「三次元では無理だろ」と考えていた方々からも好意的な感想が届いて。それはとてもうれしかったですね。