近年、海外の制作陣とのコラボで日本を描く作品が増えているが、本作も日本と海外の良さを掛け合わせ、壮大なスケールで描かれている。
海外の制作陣との仕事に慣れている2人だけあって、本作だからこそ楽しめた”違い”について新田は、「一つの作品で日本語と英語でお芝居をすることはなかったです。(この作品が)初めてだと思います」と初めてバイリンガル役で芝居をしたことを取り上げ、田中は「彼の英語のシーンは撮影の時には見てなかったです。編集したものを見て、すごくいいなと思いましたよ。日本語のシーンと英語のシーンではやっぱり空気が違う。彼の周りの空気まで違って見える、感じる。とっても見どころだと思いました。日本のお客さんにとっては期待ではないでしょうか」と、新田の新しい一面を絶賛した。
最後に、新田は「プロデューサー&脚本家が日本人ではない、僕みたいな日本で育ってこなかった立場としては、外から見た日本に感じた違和感を映し出したところがたくさんあって。そういうのは日本で育つと分からないことがきっとたくさんあるので、新しい発見もできると思いますし、サスペンスだけどどこかワクワクするような展開もたくさんありますし。ただダークな物語じゃないことを楽しんでいただけるのでは、と思います」とコメント。
田中は「龍太郎という人の晩年の仕事みたいな感じですね。龍太郎自身がどこかでそろそろ辞めたいと思っている物語。そこを分かってみてもらっても面白いのではないでしょうか。父親は歳をとっていく、息子は成長していく、その最中での2人や他の子どもたちとのありようがクライマックスに向かっていく。そんな目線が持てるのであれば、目にちょっと足してもらうと面白いかもしれません」と、作品を楽しみにしているファンへメッセージを送った。
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