まったく新たなストーリーで描かれる「猿の惑星」シリーズ完全新作「猿の惑星/キングダム」が、5月10日に公開された。公開3日間で興行収入約2億円を越え、18万人越えの観客動員を記録し週末興行収入・動員ランキングでともに洋画No.1を記録した。
舞台は、今から300年後の世界。ウイルスが猛威をふるい激変した地球で、大都会だった人間の世界は荒廃し、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こり、高い知能と言語を得た猿たちが文明的なコミュニティーを持った巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方で人類は退化し、文化も、技術も、社会性も失い、まるで野生動物のような存在に。
本作の主人公・ノアは、そんな猿が支配権を握る世界で独裁者のプロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿。人間のことを野生動物の一種としか思っていなかったノアだが、そんな中、ある“秘密”を隠し持つ人間の女性と出会うことでノアは想像すらしたことのなかった“本当の人間”を知り、今まさに誕生しようとしているキングダムに違和感を覚え、人間との共存という新たな可能性に向けて立ち上がっていく。
これまで、作品のテーマとしてさまざまな形で描かれてきた“共存”と“対立”。完全新作となる本作では、猿と人間の共存をかけ、猿&人間VS猿の新たなる衝突が描かれる。なお、「猿の惑星」などシリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
早速映画館に足を運んだ人たちはSNS上で、「圧巻の最新VFXは是非IMAXで体験してほしい!」「ここに来ていよいよ猿のVFXは違和感ゼロのレベルに」と世界最高峰のVFXの技術が生み出す映像美と、「表情の細部まで再現する技術で猿達の演技抜群、感情移入がすごい」とその技術で生み出される猿たちの表情の豊かさに驚愕する人も続出。
また、「ラスト、ノアの選択とメイに対するあの行動が新章開幕譚として本当に素晴らしい」「次回作が気になり過ぎるラスト」と、衝撃的なラストへの驚きと感動のコメントが続々。そして“完全新作”として全く新しいストーリーが描かれた本作。「人生初猿の惑星ですが、ストーリーめちゃくちゃ面白かった」「猿の惑星シリーズ初見の私でもついて来れる優しい設計」と、本作で「猿の惑星」に初めて触れた10代~20代の若者からの反響も相次いだ。
ウェス・ボール監督は、本作から「猿の惑星」を見始める人も十分楽しめる作品にすることをこだわった点について、「この完全新作を手掛けることが決まった時、過去の作品にリスペクトをもちつつも新たに物語を前進させる必要があると考えました。新しいキャラクター、新しい始まり、新しい衣装、新しい物語、新しいアドベンチャー…新たな要素を詰め込み、過去の作品から時代的にも距離をとることですべてが新鮮になり、今までのファンはもちろん『猿の惑星』に初めて触れる方も主人公ノアの瞳を通して『猿の惑星』の世界を再発見できるような映画になっています」とそのポイントを明かした。
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