韓国の俳優やアイドル、ダンサーなどの個性豊かな女子6人が田舎暮らしにチャレンジするリアルバラエティー番組「ヘミリイェチェパ」(毎週水曜、Leminoにて配信中)。2日間の癒しの旅と聞かされていた6人だったが、待ち受けていたのはお金がないと生きられない過酷な資本主義の世界だった。豪華出演陣も話題の同番組の魅力を解説する。(以下、番組内容のネタバレがあります)
人里離れたヘミリイェチェパハウスに集められたのは、Girl’s Dayのヘリ、(G)I-DLEのミヨン、IZ*ONE出身で歌手・俳優として活躍するチェ・イェナ、LE SSERAFIMのリーダーを務めるキム・チェウォン、人気K-POP振付師でダンサーのリジョン、バラエティー番組への出演で人気急上昇中のコンゴ出身のパワーセレブPatriciaという豪華な顔ぶれ。なにかの呪文のような番組タイトルは、6人の名前の頭文字をつなげたものだ。
彼女たちが体験するのは、5都2村(5日間都市で働き、2日間地方で癒す)をテーマにした共同生活。ただし、生活に必要な物は自力でゲットしなければならない。彼女たちは居心地のいいヘミリイェチェパハウスを完成させるため、様々なクエストに挑戦して番組内の通貨“キャッシュ”を稼ぎ、家の中にある端末を使って欲しい物を取り寄せることに精を出す。
歳も個性もバラバラの6人だが、集まった瞬間から和気あいあい。まるで姉妹のようで、見ているだけで癒されてしまう。中でも、IZ*ONEの元メンバーであるチェウォンとイェナが随所で見せる仲良しぶりは、ファンなら思わず頬が緩んでしまうはずだ。最近バラエティー番組などで知名度を高めているPatriciaも注目のメンバー。6人の末っ子(マンネ)でありながら、持ち前の陽気さとノリの良さで皆を楽しませるムードメーカーとして共同生活をおおいに盛り上げてくれる。
キャッシュを賭けて6人が挑む様々なクエストも見どころだ。K-POP好きなら見逃せないのが、ヒントとなるキーワードと曲のイントロだけを頼りに、歌手と楽曲名を当てる「シグネチャーサウンドクイズ」。シグネチャーサウンドとは、イントロに特徴的な音やフレーズを入れた楽曲のこと。K-POPアイドルやダンサーが顔を並べているだけに、サクサク正解できると思いきや、プレッシャーからミスが続出。クイズに登場するのは有名な楽曲ばかりなので、彼女たちと一緒にクイズに挑戦するという楽しみ方もお勧めだ。
第1話では、イェナがショーケースの仕事で2日目から参加することになり、それ以外の5人が田舎の家での共同生活をスタート。家電や家具どころかトイレットペーパーすらないがらんどうの家に、5人はぼう然。最初に2000キャッシュの定着支援金をもらえると聞いて、「イカゲームみたい!」とはしゃいでいたのも束の間、たった1食を作るにも山のように物が必要なことに気づく。
しかたなく即席ラーメンを作って空腹をしのぎ、豊かな生活のためにキャッシュを稼がねばと決意を新たにする。棒に書かれたアルファベットのつく単語を答える「棒で初音クイズ」で800キャッシュを獲得し、勢いづく5人。しかし続く「シグネチャーサウンドクイズ」では、4000キャッシュがかかった重大な場面で、頭が真っ白になってしまったヘリがまさかのミス。Patriciaやリジョンの活躍でわずかな報酬を手にすることになる。
第2話は共同生活1日目の後半戦からスタート。貧しい生活の中でどうにか白いご飯とお肉にありついた5人は、屋外でサムギョプサルに舌鼓を打つ。網焼きにしたお肉が大炎上するというハプニングはあったものの、お腹いっぱいになり大満足。
その夜、5つの怪しげな箱が家に運ばれてくる。それぞれが好きな箱を選んで開けてみると、そこには「ミラクルモーニングクエスト」で挑むミッションに使う道具が入っていた。10秒間冷水足浴からバランスボード10秒耐久まで、ミッションの難易度は様々。不安混じりで迎えた翌日、すっぴんで寝起き姿の5人の前に、仕事が終わり駆けつけたフルメイクのイェナが現れる。いよいよ全員集合となった6人の共同生活。どのような展開が待っているのか楽しみだ。
文:スタジオエクレア(帆刈理恵)
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