「感動的なBATTLEの連続!」ストリートダンスの世界大会「WDC」を振り返る

2017/08/30 11:30 配信

芸能一般

今週末に開催される、日本初のストリートダンス世界大会 「WORLD DANCE COLOSSEUM」、通称「WDC 2017」の決勝大会。開催に先駆けここ数年(2013年〜2016年)の大会をオーガナイザーのU-KI氏が駆け足で振り返ります!

WDC 2013 FINAL


RUSH BALL


この年とても目立ってたのは当時高校生だった「RUSH BALL」です。フランスの「I-CEE & BOUBOO」の前に惜しくも敗れてしまいましたが、中々日本勢の活躍が難しいHIOP HOP SIDEで、唯一決勝まで勝ち進み会場を沸かせました!最も注目を浴びていたのは、FREESTYLEで参戦のクランプ創始「TIGHT EYEZ」。

TIGHT EYEZ


彼のバトル展開には、クランパーだけではなく、数多くのダンサーが度肝を抜かれてましたね。ダンサーっていうか野獣っていうか(笑)。とにかく彼の圧にJUDGEさえも押されてしまっていたのを覚えていますね!

KIDS SIDEではまだ若かりし頃のIKKI&Shigekix(ダブルフォース) が優勝しました。当時の写真を見るととても若いですね(笑)。彼らのハイレベルなダンスは海外ジャッジをも驚かせてまいしたね。

ダブルフォース


WDC 2014 FINAL


この年1番印象に残ってるのはFINAL Day1での一コマ。関東予選から勝ち上がった「Let's Boogie(Sean & Ryuzy)」がカナダの気鋭ポッパー「Greenteck」と LAの「Popula」を迎え撃ったBEST16 BATTLEです。この時、Let's Boogie(Sean & Ryuzy)が見事Greenteck & Populaを破り会場全体が大熱狂に包まれました!! 僕自身も一気にボルテージがアガりました! しかし...この後負けたGreenteckが大騒ぎしちゃって…この時の教訓は今でもEVENTを開催する上で経験値として活きています。

Majid & Franky Dee.jpg


「GUCCHON」 VS 「L’eto」


FINAL Day2では、日本人で唯一WDC POP 優勝のタイトルを持つ「GUCCHON」と2012年に続き二度目の出場となったドイツのNo1 HIP HOPPER「Majid」の無敵感が目立った大会でしたね!!

ROADDOGGZ(masato & CiO)


LOCK SIDEでは今や世界を代表するLOCKチームとなった大阪の「ROADDOGGZ(masato & CiO) 」、「VOVAN & FUNKY J」が決勝まで勝ち上がり見事「ROADDOGGZ(masato & CiO) 」が優勝しました!

他にも初来日のフランスの大御所HIP HOPPER「Joseph Go」やロシアの「L’eto」。フランスの超有名POPPER「WEST GANG(NESS & CREESTO)」。ヨーロッパのBboyシーンを支えている「FLOW MO CREW (Focus & AT) 」も来日しました。L’etoのフロアムーブには驚かされて、僕自身世界の広さを実感しました。

WDC 2015 FINAL


PARADOX & DIMENSION vs King Charles & Comfort FINAL HIPHOP / WDC 2015 FINAL


この年一番の盛り上がりを見せたのはHIP HOP SIDE 。まさに世界大会に相応しいハイレベルなメンツが揃った中、見事優勝を決めたのは「King Charles & Comfort」でした。フットワークの牽引者「King Charles」の名はもちろん日本でも有名でしたが、実際生で彼のダンスを観たことがある人は少ない状況でした。彼の「WDC」への参戦は日本のダンスシーンにとってかなりよい刺激になったと思います!NYからやって来たComfortはまさしくダークホース!!彼女はそれまで日本では全く無名だったにもかかわらず全ムーブで会場を湧かせました! 彼女のダンスを観たみんながとにかく衝撃を受けていて、それがとても嬉しかったですね。この時の映像は世界に広がり、今でも伝説的なBATTLEとして語り継がれています。

TAKUMI


泉州水なす隊(風花 & Mia)


そしてKIDSながらハイスキルとGROOVEを持合わせたチーム「ReTweet(ルイス & TAKUMI)」と「泉州水なす隊(風花Mia) 」の決勝、日露対決となったBREAKIN’ SIDEの「Top 9(Tony Rock & Kosto)」 VS 「THE FLOORRIORZ(KATSUYA & YUYA)」の決勝もすごく印象的でした!

「Top 9(Tony Rock & Kosto)」 VS 「THE FLOORRIORZ(KATSUYA & YUYA)」


WDC 2016 FINAL


Wal & Sly(Walid & Sally sly) vs TAI x FIREBAC BEST4 / WDC 2016 FINAL POP SIDE


Polskee Flavour(Thomaz Greku) vs MB Crew(Zooty Dol) FINAL / WDC 2016 FINAL BREAK SIDE


8年目となったこの頃、ふと今までの大会を振り返ってみて『毎回HIP HOP SIDEが会場を盛り上げてるな』とか思ったりしていました。この年のHIP HOP SIDEはドイツを代表する「Majid & Ukay 」、ヨーロッパの若手ナンバー1との呼び声高い「Waydi & Rochka」が参戦予定で、みんなで相当期待していたんですが、そこでMajid & Ukayがまさかのドタキャン…まあ、所謂外国人あるあるなんで想定内ではあったのですが、バトルに参加してくれるダンサーやお客さんに対してすごく申し訳ない気持ちでした。でもそんな暗い気持ちを一気に吹き飛ばしてくれたのが「Waydi & Rochka」!!彼らのBATTLEは日本中に衝撃を与えたと思います!

Waydiのソロから始まり、突如としてスタートするルーティンは今でも鮮明に覚えています。このBATTLEの映像はSNSでかなりバズってて、世界中を席巻したんじゃないかな?そしてこの時対戦相手だった「LEOIKKI」は、負けはしたけど本当にいい経験をしたと思います。

LEO&IKKI


KIDS FREESTYLE SIDE では、今までずっと「WDC」で頑張ってきた「泉州水なす隊(風花Mia) 」が最後のチャンスで優勝し、POPPIN' SIDE の予選から勝ち上がってきた韓国の「TAI x FIREBAC」はヨーロッパの大御所「Wal & Sly(Walid & Sally sly) 」を撃破。本当に沢山のドラマティックな戦いが繰り広げられ、感動的なBATTLEの連続でした。

泉州水なす隊(風花 & Mia)


WDC FINAL 2017 開催概要


【WDC FINAL DAY1】

2017.9.2(土)HARLEM/BX CAFE(東京都渋谷区円山町2-4 Dr.ジーカンス 2F,3F)

OPEN 11:00 当日予選 12:00 FINALトーナメント 14:00

【WDC FINAL DAY2】

2017.9.3(日)Zepp DiverCity Tokyo(東京都江東区青海 1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ)

OPEN 11:00 START 12:00

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