コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、人懐っこい猫と、警戒心が強めな犬の様子を描いた漫画『犬の信頼』をピックアップ。作者である漫画家のちとせさんが、2024月3月27日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、2.4万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではちとせさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
物語は、ねこちゃんと、犬のボンちゃんが暮らす家に、修理屋さんがやって来るところから始まる。人懐っこい性格のため、修理屋さんの匂いを嗅いだり、抱っこをおねだりするねこちゃん。
するとそこにボンちゃんがやって来て、修理屋さんの匂いを嗅ぐと、警戒した様子で「ヴヴ〜ッ」と威嚇する。その様子を見たねこちゃんは、ボンちゃんと一緒に修理屋さんに威嚇をし始めて――。
物語を最後まで読んだ人たちからは、「ボンちゃんたくましい」「態度が突然変わる時の猫ちゃんの表情かわいい」「ねこちゃんを守ろうとするボンちゃん素敵」など反響の声が多数寄せられている。
――『犬の信頼』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
日記なので、その日起こったことを描いています。描きたいことが起こったときに、急いで描いたりメモしたりしています。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
読者の方には申し訳ない事実なんですが、犬猫マンガはほとんど数十年後の自分に向けたもので、隙間時間に大急ぎで描いているので、こだわりはほとんどないんです…。あるがままの自然な犬猫を楽しんでいただければ幸いです!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
犬の顔全般です。本人(犬)の豊かな表情がとても好きで。カメラではとらえきれない顔を漫画媒体で記録しているので本人(犬)の次に好きです。あとは、ねこちゃんの柔らかいフォルムを気に入っています。理由は…ねこの柔らかさは世の宝だからです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
日常で起こった事だけを描いています。
――ちとせさんの作品に登場する犬や猫たちは、人間のように表情が豊かな印象を受けました。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
犬のリアクションに関してはほぼ現実通りなのですが…「この時、犬猫はこう感じていたのでは?」という私の解釈を表情に上乗せしています。やはり未来の自分に向けて描いているものなので「私から見てどうだったか」に、わりと重きを置いているんです。
――今後の展望や目標をお教えください。
忙しくてなかなか描けない時もありますが、少しずつでも描いていけたらいいなと思います。あと、犬猫のために健康で居たいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
自己満足の漫画をいっしょに楽しんでくれて、いつもありがとう!チュです!!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)