仲間由紀恵がナビゲーターを務める特別番組「皇室のみやび 皇居三の丸尚蔵館の名宝」(BSフジ)が、5月18日(土)夜8時から放送される。同番組はかつて「御物」と呼ばれた“皇室の名品”を保管している皇居東御苑にある「皇居三の丸尚蔵館」という国立博物館の展示を長期取材し、その新スタートを描き出すスペシャル番組だ。皇室が誇る“雅”の文化財の数々を見た仲間からは、驚きの声が絶えなかった。
同施設はもともと「三の丸尚蔵館」という名前で1993年より開館していたのだが、開館30年を迎えた2023年秋より全館建て替えを実施。建て替えを機に現在の「皇居三の丸尚蔵館」と名を改め、再スタートを切っている。同番組では2023年11月3日から2024年6月まで開催される開館記念展を独占取材し、公開作品をもとに名品の来歴などを紹介していく。
MCである仲間由紀恵は、ナレーションのほか同施設へ足を運んで国宝6件と超絶技巧の工芸調度品を特別に先行取材。館長であり国立文化財機構理事長の島谷弘幸さんや学芸員の解説とともに、名宝の歴史を目の当たりにする。
開館記念展は4期8カ月に渡る開催期間のなかで、各期ごとに展示物を入れ替えるという。今回の放送でピックアップされているのは、5月21日(火)から発表される第4期、「三の丸尚蔵館の名品」 のものがメインだ。
紹介された国宝には世界に現存する唯一の資料である「蒙古襲来絵詞」なども含まれるほか、作成当時にあった技術の結晶が形に残っているものばかり。近世の御所を飾った名品の数々は、見ているだけでもその高貴さを感じ取ることができる。
厳かなBGMとともに、落ち着きのある声質の仲間がナレーションを務める同番組。高貴な美術館を案内されるような落ち着きある風情はもちろん、映像で見るからこその魅力も盛りだくさんだ。
通常は接近できない距離で映し出される高画質・高精細な展示物の姿は、色を塗るときの筆遣いや素材の表情まで映し出す。蒙古襲来を描いた絵まきの迫力は、実際に間近で見た仲間が「人の悲鳴まで聞こえてくるような…」とうなるほど。
描かれた当時の歴史背景を語るだけでなく、管理・保管の来歴など専門家ならではの奥深い解説は超有料級。一方でドラマ「大奥」(フジテレビ系)の主演を務めた仲間に対して「時代劇の装束って重いんですか?」という、専門家ならではの逆質問も飛び出した。
貴重な文化財の数々を、視聴者目線の驚きとともに紹介する同番組。非日常的な逸品たちを特集する同番組は、5月18日(土)夜8時から放送される。