福士蒼汰、共演の松本まりかとは現場で話さないよう意識「きっと僕のことが怖かったと思います」<湖の女たち>

2024/05/17 08:30 配信

映画 インタビュー

経験を積んでおくことで、自分の気持ちが楽になる

――人間の弱さが描かれる今作。人は誰しも自分の弱い心に負けそうになることもあると思いますが、福士さんはどう弱い心をコントロールしていますか。

負けそうになること…もちろんあります! 僕も常に戦っています。例えばトレーニングをやらなければならないのに、面倒だなと思ってしまうときとか。人間は社会的な生き物。人と約束すれば、その約束を守ろうとする。

だから、腰が重い時は、思い切って予定を入れます。ジムのトレーナーさんに「この時間にお願いします」と予約を入れたら、すっぽかすわけにはいかないし、絶対に行くんです(笑)。

――スケジュールを詰め込んで、怠け心に隙を与えない?

そうですね。僕は英語などの語学は自習で勉強しているのですが、これだけはなぜか面倒でも頑張れます。乗馬の練習も車を1時間走らせて行っています。やっておくことで、自分の気持ちが楽になるんです。

何かの作品で「乗馬のシーンがあります」と言われてから練習すると、時間がなくて焦ると思うので、何でも経験を積んでおくことで、必要な時に少し復習すればいいだけの状態でいられる。

――語学も乗馬も趣味みたいなもの?

そうですね。20代前半の頃は自分を豊かにしてくれるような趣味を持ってなかったんです。今はなりたい自分に近づくため、語学の勉強を続けています。英語、韓国語、中国語、スペイン語、フランス語などもっと学びたいです。

海外に行った時に英語だけはなくて、その国の母国語で話すだけで仲の深まり方が変わると思うんです。共通語で話すのもいいですが、訪れる国の母国語を話したい。言葉というのは勉強すればするほど、面白いですから。