アンソニー・マッキー主演で伝説的ゲームを実写化、ド派手なカーアクション満載の「ツイステッド・メタル」シーズン1を振り返り

2024/05/17 12:00 配信

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ジョンを取り巻く個性的なキャラクターたちにも注目


本作では“ジョンがミルクマンとして無事荷物を届けられるか”という部分が大筋となっているが、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちにもぜひ注目してほしい。

まずは警備隊のステュー(マイク・ミッチェル)。彼は人肉を食べる集団に捕まっているところをストーンに助けられ“ローマン”として生きていたが、簡単に人を殺すストーンらに疑問を抱き、なかなか馴染めずにいた。しかし、“ある人物”に助けられ同盟を結ぶことになる。小心者だがどこか憎めないキャラクターで、物語にコミカルな要素をプラスしてくれている。

また、トラック集団“コンボイ”を率いるワッツ(ジェイミー・ニューマン)という女性も欠かせない。彼女はジョンに“おつかい”を頼んで薬草を取りに行ってもらったお礼に、彼の愛車・エヴリンを武装する。そんなワッツはあっけらかんとした性格で、物語に華を添えるだけでなく、ジョンたちの強い味方にもなってくれる心強い存在なのだ。

そして、ワッツの元恋人・アンバー(ディアニー・ロドリゲス)は、郊外で薬屋を営む女性。ジョンたちは“おつかい”の先で彼女と出会うのだが、アンバーは最初ジョンたちを不審者だと勘違いし毒殺しようとする。かわいらしい雰囲気と相反する行動に面食らうが、彼女ものちにジョンたちの強い味方になってくれる。

主人公のジョンがミッションを通じて、様々な個性的なキャラクターたちと出会う「ツイステッド・メタル」シーズン1。激しい銃撃戦や大迫力のカーアクションはもちろん、丁寧に描かれる人物描写によって、見どころ満載の作品となっている。