コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、仲良しな2人の女子会をテーマに描いた漫画『たまには酔っても良いかもしれない』をピックアップ。作者である漫画家の色のんさんが2024月4月13日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1.4万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では色のんさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
「かんぱーいっ!」と言って歩と美羽が女子会を始めるところから物語はスタート。2人は普段昼間に会うことが多く、一緒に飲むのは初めてだった。お互い飲みすぎないように気をつけていたが、3杯目には泥酔し始めた美羽。すでに7杯目の歩よりもお酒に飲まれてしまい、「ほんと〜に腹立つんだからぁ!」となにかの愚痴に語気を荒げていた。
普段のクールな表情とはかけ離れた姿の美羽。「そろそろやめておいたほうが…」と歩が声をかけると、酔っていたはずの美羽は意外にも「少し飲み過ぎたわね、そろそろ帰りましょうか」とすんなり言うことを聞いた。しかし別れ際、「それじゃ私こっちの電車だから」とクールに別れを告げた美羽の目は言葉と180度違う表情で…。
この物語を全部読んだ人たちからは、「推せる」「これは連れて帰ってきちゃうな」「かわいすぎる」「うるうるした顔がたまらん」「最高だなぁオイ」「ギャップの破壊力えぐ」など反響の声が寄せられている。
――『たまには酔っても良いかもしれない』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
この作品は「一途ビッチちゃん」という作品のアフターストーリーなので、せっかくなら本編後ならではの話が描きたかったんです。歩と美羽のお酒を飲む姿は新鮮だったので、作画もはかどりました!
――本作では、美羽のお酒を飲む前と後のギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
3ページ目の美羽のうるうる顔にこだわりました!彼女が初めて見せる表情だったので……。今後もなかなか描くことはないと思うので、注目していただけると嬉しいです……!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
強いて言えばラストのコマでしょうか……!悠生が歩に言った「可哀想だから連れて帰ってきちゃったの?」というセリフは、個人的に親が子どもに対して言うセリフのイメージがあって(悠生と歩は夫婦ですが……)。二人は家族になったんだなぁとしみじみしました。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
キャラクターの見せたい一面から考えることもありますが、ひらめき待ちが多いかもしれないです……!いつアイデアが浮かぶかわからないので、日々の生活のなかでも、キャラクターの会話や描きたい場面など、ぼんやり考えるようにしています。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
かわいく描くことは常に意識しています。あとは、服装の着こなしや体の動きなどからも「その子らしさ」を表せるように意識しているのですが、画力も必要になってくる部分なのでまだまだ修行中です……!
――今後の展望や目標をお教えください。
アフターストーリーも描きつつ、新しいお話も描いていきたいです!久しぶりに単発漫画でも描いてみたり……色んなことに挑戦できるように頑張りたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださりありがとうございます。心から……!アフターストーリーでは本編よりも少しゆるりとした日常を描いていきたいと思っているので、これからもゆるりと楽しんでいただけると幸いです!
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