助太刀を決意した丘十郎も急いで後を追うが、大作だけは「行く理由がない」と同行を拒否する。一方、新人隊士たちの窮地を聞いた近藤(高野)、土方(阪本)、沖田(藤岡)ら幹部も救出に向かおうとする。だが、鵺野に会津藩への仲介を依頼していた頭取・芹沢(三浦)からは、事を荒立てないよう「動くな」と阻止されてしまう。
丘十郎と南無之介は、やむなくたった2人で大勢のならず者が待ち受ける鵺野の屋敷に乗り込むことに。ただでさえ丘十郎は剣術がおぼつかなく、多勢に無勢で劣勢となるが、そこに大作も駆けつける。
南無之介が「新之丞様ー!」と叫ぶと奥から新之丞が飛び出してくるが、「帰ってくれ」という。「もうお前の知ってる新之丞様は居ないんだよ。こうしてみっともなく泥をすすって生き延びている。私は意地汚い人間だ」と新之丞がいうと、南無之介は「それのどこがいけないのですか。俺は本当に嬉しかった。生きていてくださったからまた会えた」と告げる。そして南無之介がやられそうになると、新之丞は拘束されていたのを振りほどいて南無之介に駆け寄って身を挺して庇う。
そこへ土方歳三がやってきて、騒ぎを収束させる。南無之介は新之丞に怪我がないことを確認すると、「良かった!新之丞様、良かった」と言って泣いて抱きつくのだった。
南無之介と新之丞との強い絆に涙が出て感動が胸に押し寄せた。SNSでも「ひたむきに主を思う南無之助と新之丞の絆に思いがけず泣かされた」「二人の間に強い絆があって涙がでそうになった」「君らはホントに、もうさ、素敵な関係性だよまじで(語彙力)」「心に来るものあるね… 生きていればそれだけでホント良かったって思うことたくさんある」と感動のコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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