――鈴木さんとはお互いに注目選手に挙げていました。竹内さんは、なにがきっかけで意識されるようになったのでしょうか?
やっぱり将棋のトップ棋士が麻雀の世界に入ってきてくれたというのがとても嬉しくて。でも、私たちだってこちらの世界で何年も戦ってきているプロですから。いくらトップ棋士と言えど、いきなり来た人に負けられないじゃないですか。そうそう簡単には勝たせないぞって、そういう麻雀プロとしての対抗心ですね。
――本日が鈴木さんとの初対局でした。持っていたイメージと相対してみての感触はどうでしたか?
見た目通り、そのままですね(笑)。押しが強いうえに、勝負勘が鋭い。強いですね、やっぱり。ここぞというときの仕掛けというか、どんどん押してくる圧力はさすがトップ棋士という感じで凄まじいです。改めて今日、感心しています。
――鈴木さん対策にはどのようなことを考えられていますか?
とにかく押しが強い打ち手なので、中途半端な形で攻め返さないようにとか。強い相手ですが麻雀の細かいテクニックはこちらの方が上だと思っているので、押し負けず、そういうところで勝負を仕掛けていこうと思っています。
――同卓になった相川さん、ジョーカー選手も強敵です。2人の印象はどうでしたか?
ジョーカーの“あの選手”は鈴木さんに似ていますよね。とにかく勝負勘が鋭い。「俺はこう打つ」みたいなのをビタッとはめてくるなと思いました。ああいうのはオリジナリティーがあるし、強いなって思います。嫌な相手がやってきましたね(笑)。
相川さんは、本来はオーソドックスでバランスのいい打ち手なんですけど、1試合目に限って言えば、とにかく手が入ってなさそうな雰囲気でしたね。
――いま終えた第1試合。竹内さんから見た注目のポイントはどこになりますか?
鈴木さんの親、東3局1本場。放送を見られる方もそう感じるかもしれませんが、あそこは微妙だったかもしれないです。ちょっとね、早上がりをしてしまったんですよ。私はけっこう鳴く方なんですが、あの局面ではそれが正解だったのか。いま振り返るともっと研究をしないといけないなと思いました。
――予選は全4試合。残りの対局に向けての意気込みをお聞かせください。
強敵ぞろいですが、1回でもトップを取って、4着を引かなければ予選通過はできると思っています。まずはそれを目指して一生懸命頑張ります。実はとても久しぶりの対局なんですよね。とても楽しく打たせてもらっていて幸せです。
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