中島裕翔の「最高でぇーす」な酔っ払い演技が笑える第3話レビュー＜SUITS／スーツ＞

新年度が始まり、オフィス街などで新入社員と思われる若者を見かけることがある。新調して買ったスーツや革靴にも慣れてきた頃だろう。大人になるとつい彼らを「がんばれ！」の気持ちで見てしまう。本人が思うよりずっと、周りは“新人”を温かく見守っているに違いない。ドラマの世界にもそんなフレッシュマンを応援したくなってしまう作品がある。たとえば、2018年10月期に“月9”枠で放送されたドラマ「SUITS／スーツ」。キャラクターの役割がハッキリしてきてさらに面白くなってきた第3話の見どころを紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

織田裕二主演の「SUIT／スーツ」が配信中

「SUITS／スーツ」はアメリカのメガヒットドラマ「SUITS」を原作に、勝利のためには手段を選ばない弁護士・甲斐正午(織田裕二)と驚異の記憶力を持つ天才フリーター・鈴木大貴(中島裕翔)が、さまざまな訴訟を解決へ導く痛快エンターテインメントだ。今年4月からのFODでは、人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて毎日無料公開する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」を開催中。対象作品の「SUITS／スーツ」は第1話(6月6日木まで無料公開中)ほか、期間限定で無料公開中の放送回があるので今からでも楽しむことができる。

第3話は、細やかでこだわりのある国内生産が自慢の老舗時計メーカー“KAMIYA”が新社長就任の件でもめる物語。悪友に人生を狂わされた大貴は、素性を隠して偽名の鈴木大輔として甲斐の元で働いている。