伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第35回が5月17日に放送され、寅子(伊藤)が結婚した。それは、寅子を支え続けてきた優三(仲野太賀)が思いを打ち明けた、記念の日でもあった。(以下、ストーリーのネタバレがあります)
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。第7週「女の心は猫の目?」では、司法修習を終え、正式に弁護士となった寅子の日々が描かれた。
なかなか依頼人が見つからない原因が、自分が未婚であることによる社会的地位の低さにあると考えた寅子は真剣に結婚相手探しを開始。すると、猪爪家の書生として長年そばにいた優三が「僕じゃダメかな」と名乗りを挙げた。話はとんとん拍子に進み、月末に2人は籍を入れた。
“社会的地位を得るための結婚”にも初夜はやってくる。初めての夜、そわそわしている寅子を安心させようと、一旦は「そんなに緊張しなくても、トラちゃんには指一本ふれたりしないから」と話した優三だったが、続けてさらりと「まぁ僕はずっと好きだったんだけどね、トラちゃんが」と思いを告げた。
優三は、高等試験に合格できなかった時点で自分の思いを封印したという。「でも、お父さんから話を聞いて、誰でもいいなら当たって砕けろ!って。だから、ご心配なく。トラちゃんに見返りを求めたりしないし、今まで通り“書生の優三さん”として接してくれてかまわないから」。寅子の負担にはなりたくない、そんな、どこまでも控えめな優三の告白だった。
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