家入レオ新曲は『ミス・ターゲット』主題歌、「僭越ながら、この曲ドラマに合っているんじゃないかなと(笑)」

2024/05/17 19:00 配信

音楽 インタビュー

ドラマ『ミス・ターゲット』主題歌を収録した新作をリリースする家入レオ

家入レオがニューシングル「ワルツ」を5月22日(水)にリリースする。表題曲はドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の主題歌として、家入が書き下ろしたミディアムバラード。同曲に込めた想いを語ってもらった。

“好き”って、強くもなれるけど、人を弱くするものでもある


──本作はドラマ『ミス・ターゲット』の主題歌を書き下ろし。ドラマのどのようなところからインスピレーションを受けて、曲に落とし込んでいったのでしょうか?

すみれさん(※松本まりか演じる主人公の朝倉すみれ)は結婚詐欺師で、本当は思っていない愛の言葉を言えてしまったり、その気がないのに気があるような仕草ができてしまったりするんですけど、それは気持ちがないから。本当の恋をすると、手も足も出ないというドラマのプロットを読んだときに、「恋に向かっていく人の気持ちって無防備でか弱いんだな」「みんなそうなんだな」ということが自分の中でストンと落ちて。

私は今まで恋をして、さよならしたときに、苦しすぎて「出会わなきゃよかったな」って思うこともあったんです。だけど、この曲を書いているときに、別れの痛みを越えて「『この人に出会えてよかったな』って思えるって、すごく宝物だし、世界がキラキラして見えるな」と思った。

結末はわからないですけど、ドラマはすみれが逮捕されたシーンから始まっていますよね。つまり、本当の恋をして、結婚詐欺師としてのキャリアを失ってしまう。それでもすみれは「本当の恋ができてよかったな」と思うんじゃないかなって…。“好き”って、強くもなれるけど、人を弱くするものでもあって。その切なさみたいなものを凝縮した1曲にしたいなと思いました。

──そんな感情を乗せた「ワルツ」はミディアムバラードですが、ドラマサイドから曲調について何か要望がありましたか?

ミス・ターゲット』は日曜の夜10時から放送される作品だから、観てくださった方が「明日からまた頑張ろう」と思えるものをというオーダーで、曲調や内容については何も言われませんでした。だから自分なりに咀嚼して、“ミディアムチューンだったらこういう感じかな”、“バラードだったら”、“アップテンポだったら”といろいろ準備していきました。その中から「ワルツ」が選ばれたという感じです。

実は、作詞・作曲を自分だけで手がけた曲がドラマの主題歌になるのって、初めてなんです。そういう意味では、新しい世界も見せてもらいました。

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