家入レオ新曲は『ミス・ターゲット』主題歌、「僭越ながら、この曲ドラマに合っているんじゃないかなと(笑)」

2024/05/17 19:00 配信

音楽 インタビュー

シングル「ワルツ」初回限定盤・ジャケット


「え、私の印象ってどんな感じなの?」って(笑)


──対するカップリング「愛をあげる」はロックチューン。初めて聴いたときはどのように感じましたか?

この曲は、ツアー中で心身ともに疲弊しているときにすってぃ(須藤優)から「レオちゃんにぴったりの曲をつくったから聴いてほしい」と送られてきた曲。聴き終わった後、歌わせていただきたい!と心動かされて。リリースのタイミングをずっと待っていました。

「ワルツ」は人間のピュアな部分を出した曲だと思うんですね。でも人間だから、自分の心の中にはその反対側のものもあるはずで。それがこの「愛をあげる」だなと感じました。だからこの2曲を一緒に世に出せるのはすごくいいなと思いました。

──「レオちゃんにぴったり」と言われてこの曲をもらったということですが、ご自身としてはどう感じましたか?

「え、私の印象ってどんな感じなの?」って(笑)。だって「洒落になんないくらい オーバーウェイトな愛をあげる」って(笑)。でも、すってぃは一緒にツアーを回った信頼しているベーシストでもありますし、私のことを知ってくださっているからこそ、家入レオをどう音楽にしたらリスナーの方が喜んでくれるかを客観的に見てくださっているんだなと改めて思いました。

──そんな2曲が入ったシングル「ワルツ」はどんな作品になったと思いますか?

「ワルツ」は自分でつくった曲を磨く、「愛をあげる」は歌い手として歌い甲斐のある曲。そんな2曲がシングルに入った、自分らしい1枚に仕上がったなと思いました。

つくること、歌うこと。その両方があるというのは、自分の道としてこれからも大事にしていきたいなと思いました。

──CDとしてシングルをリリースするのは久しぶりです。CDを出すということは家入さんにとってどのような楽しみがありますか?

今回は佐内正史さんという写真家の方にCDジャケットとミュージックビデオを撮影していただきました。デジタルで撮影したものもあるんですが、ジャケットは、フィルムで撮影してくださったものを選びました。フィルムの「もうちょっと明るかったらよかったのに」とかそういうことも含めて、手触りのある作品にしたいなと思ったから。CDを出すからには、そこにちゃんとぬくもりがあるものにしたいと思ってこだわったので、ぜひ手に取ってほしいです。

(取材・文=小林千絵)

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