白石和彌監督と初タッグを組む映画「碁盤斬り」(5月17日公開)で、主演を務める草なぎ剛。身に覚えのない罪を着せられ、武士の誇りと魂をかけて復讐に挑む主人公・格之進を熱演している。作品への思いを伺った。
――台本を読んだ印象を教えてください。
白石監督と一緒にやるということで、面白くなるんじゃないかなと思いました。白石監督は(香取)慎吾ちゃんと「凪待ち」で一緒で、あの人見知りの慎吾ちゃんがすごく心を開いていたんです。それに僕と同い年で、今まで見てきたもの、感じてきたものが近いのかなって。わりと早い段階で楽しく監督と友情を築きあげられたんじゃないかな。いい風がこっちにも吹いてきたなと思いました。
――格之進の役作りはどのように?
役作りはしてないですけど、一つ思ったのが、最近も高倉健さんの(主演「新幹線大爆破」をリブートした作品を)Netflix映画を撮影中ですけど、健さんのことをすごく考えてました。銀幕スター時代には毎日のようにこの京都の撮影所にいたんだろうなって。格之進の男らしさとか武骨な感じが、健さんの「不器用ですから」みたいに、似てるところがあるなと。僕も共演させてもらったことがあるので、一緒にいたときの雰囲気やたたずまいを自分なりに膨らませて、寡黙な感じとか自分の心に落とし込んでやってました。
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