【漫画】幼馴染の大切な犬を事故に遭わせてしまった罪悪感で“犬”になる女子高生…2人の視点で異なる印象に「これは新感覚だった」「感情表現すごい好き」の声

2024/05/23 09:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

『私のワルツ』が話題!©Eke Shimamizu/SQUARE ENIX

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、嶋水えけさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「私のワルツ」だ。5月21日時点で5000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は、月刊ガンガンJOKERの掲載読切作品である。今回は作者の嶋水えけさんに制作の背景を伺った。

前半後半と視点が異なるストーリーを楽しめる

『私のワルツ』(13/42)©Eke Shimamizu/SQUARE ENIX


りりかとちーちゃんは幼馴染の女子高校生。

前半はちーちゃん視点でのストーリーがはじまる。

ちーちゃんは昔、りりかが飼っていた「ワルツ」という犬を嫉妬から首輪を外してしまった。すると、そのまま道路に飛び出し、事故にあってしまったワルツ。

ちーちゃんは「これは私が償うべき罪の代償」として、誰もいない図書準備室で首輪をつけて待つ。
そこにやってきたのは、「ワルツ」と嬉しそうな表情を見せるりりか。

「今日もいっぱい遊ぼうね」と、りりかはちーちゃんの首輪にリードをかけてちーちゃんにドックフードを食べさせたり“犬のワルツ”として接していた。

自分のせいで、りりかはワルツが生きている夢から覚めないと思っているちーちゃんはりりかのために“犬のワルツ”になりきる。

後半は、りりか視点のストーリー。

りりか視点で読み進めると、まさかの事実も発覚し読み手側が受け取る印象も異なる。

実際に漫画を読んだ人達からは「これは新感覚だった」「これ好き」「共依存好き」「美しく歪んで好きすぎる」「感情表現すごい好き」と、いった声があがっている。

今回は、作者・嶋水えけさんに『私のワルツ』の制作について話を伺った。

作者・嶋水えけさんの創作背景とこだわり

『私のワルツ』(19/42)©Eke Shimamizu/SQUARE ENIX

――「私のワルツ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

数年前に描いた漫画なので、はっきりとは覚えていないのですが、業の深い幼馴染ものが描きたいと思って描いていた記憶があります。

――「私のワルツ」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?

視点人物の異なる前編•後編に分かれていて、最初から最後まで読んだ時に印象が大きく変わるところです。

――普段からキャラクター設定やストーリー設定はどこから着想を得られることが多いのでしょうか?

キャラクターはネット含む、多数の実在する人物から、色んな要素を組み合わせて考える事が多いです。

ストーリーは作品により着想元が異なりますが、最近はキャラクターを主軸に連想ゲームのような形で膨らませて作っていく事が多いです。

――漫画を描く上で大切にしていることがあればお教えください。

自分が好きで楽しんで描けるかと、読んでくれる人が楽しんでくれそうかを大事にしたいと思っています。あとは仕草や表情でキャラクターを伝えることなども最近は気をつけています。

――嶋水えけさんの今後の展望や目標をお教えください。

先日「憧れのメイドさんはタバコが似合う」という漫画の連載が始まりました。

そちらをガンガンJOKER、X(旧Twitter)両方で展開していく予定なので、色んな方に沢山楽しんでいただけるよう盛り上げていきたいと思っています!

あとは描きたい読み切りなどもあるので、時間を作って描いていきたいです。

――最後に嶋水えけさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

楽しみにしてくれている読者さんがいること、いつも本当に励みになっています。

ありがとうございます!これからも楽しんでもらえると嬉しいです。