中島裕翔“大輔”が新木優子“真琴”と新婚を装いデレデレ…第4話レビュー<SUITS/スーツ>

2024/05/22 11:30 配信

ドラマ レビュー

「SUIT/スーツ」Based on the 'Suits' series by NBCUniversal. Format licensed by NBCUniversal International Studios.Based on characters created by Aaron Korsh.(C)フジテレビ

チカの元夫が代表の製薬ベンチャーが訴訟を起こされる


甲斐は東大法学部教授の退職を祝う会に出席し、大手ファームに所属する後輩弁護士・畠中美智瑠(山本未來)と再会する。甲斐の目的は、訴訟を起こされた製薬ベンチャー「ナノファーマ」に関する情報を得ることだった。なぜなら甲斐は、幸村チカ(鈴木保奈美)と「ナノファーマ」代表の辛島悠紀夫(小市慢太郎)がデートしているところを偶然目撃していたのだ。

同じ頃、大輔は蟹江貢(小手伸也)が主催したクイズ大会で同じアソシエイトの館山健斗(岩井拳士朗)との決勝戦に臨んでいた。しかし、大輔はハーバード大トリビアのクイズに答えられずに敗れてしまう。

あくる日、甲斐はチカから「ナノファーマ」を助けるよう命じられる。実は辛島は、チカの元夫だった。大輔は、2位の賞品として蟹江からボランティア案件を任せられる。それは、支払い催告を無視して家賃を滞納し、オーナーから訴えられた春日友加里(生越千晴)の弁護だ。友加里は、「マンションの管理状態が悪いせいで飼っていたウサギがストレス死したために仕事も辞めることになった」と主張し、法廷で闘うという。

辛島は、立花理乃(中原果南)と共同で、ある難病の特効薬“レミゼノール”を開発した。だが、薬の副作用で肝機能障害を起こしたという患者8名から訴えられていた。甲斐は、被害者の会の弁護士・福原太一(渡辺憲吉)に、見舞金を支払うことで和解したいと提案する。

新婚夫婦を装って大輔と真琴がマンション見学


住宅問題の弁護に関わる大輔が、原告のマンションオーナーが中古物件を買い取りリノベーション事業を手掛けていることを突き止め、聖澤真琴(新木優子)を連れて視察へ行くシーンはほっこり。大輔は新婚夫婦を装い、真琴に黙ってマンションの見学に行くことを計画したのだ。戸惑う真琴を横目に営業マンに「妻」呼びをしたり肩を組んで「将来、お子様と暮らす部屋」の話にニヤニヤするなど、真琴との“新婚”を満喫しているかのような大輔がかわいい。

他にも辛島とチカが結婚していた当時から親密な関係であった理乃が、チカと対峙するシーンは過去と今の女同士のバチバチした舌戦にゾクゾクする。普段言葉を巧みに使い、他人を言い負かしている弁護士でも、自分の色恋事情となるとうろたえてしまう。そんな人間臭さが感じられるのも「SUIT/スーツ」の良さかもしれない。