前田拳太郎“大作”、助太刀に向かった奥智哉“丘十郎”のもとに駆けつけ、感動を呼ぶ<君とゆきて咲く>

2024/05/22 18:43 配信

ドラマ レビュー

丘十郎は剣術がおぼつかなく、危うく斬りつけられそうになる


「先輩方は動かないよ。芹沢さんに逆らえないらしい」と大作が言うと、丘十郎は「ならなおさら行くしかない」と毅然と言い切る。ため息をついて「お人好し」という大作に、丘十郎は「大作…来てくれないのか?」と心細そうに言う。

大作は丘十郎を助けた謎の男が告げた、「しっかり見ちょりや。そうやないと、こいつは、死ぬで」という言葉を思い出しながら、丘十郎のほうに振り返って「がんばって」とほほ笑む。丘十郎は「わかった」とだけ言って、駆け出してゆく。

大作がひとり物思いに耽っていると、沖田総司(藤岡)に「行かないの?」と声かけられる。大作が「行く理由がない」と答えると、沖田は「同志だから。君は違うの?」と尋ねる。

丘十郎と南無之介は、やむなくたった2人で大勢のならず者が待ち受ける鵺野の屋敷に乗り込む。ただでさえ丘十郎は剣術がおぼつかなく、多勢に無勢で劣勢となる。危うく斬りつけられそうになったとき、丘十郎を救ったのは大作だった。大作は丘十郎を立たせ、丘十郎を庇いながら得意の剣術で戦っていく。

丘十郎を放っておけず、また、同志であることを再認識して助太刀に駆けつける大作の勇姿に胸が熱くなった。

◆構成・文=牧島史佳