――今回のドラマでは脛男の中学時代が回想として描かれますが、お二人が学生時代にハマっていたものはありますか?
木村:僕は小学生のときからラップミュージックが好きで、聞き漁っていましたね。カラオケでも友達は「ミニモニ。」の歌を歌っているのに、僕はエミネムの曲を歌っていて、みんなにポカンとされていました(笑)。
新川:私は中学の時にすごく仲の良い子が何人かいて、学校からの帰り道にみんなとおしゃべりするのが大好きでした。今考えると、なにをそんなに話すことがあったんだろうと思うけど、とにかくおしゃべりが楽しくて、かけがえのない時間でした。
――脛男は人の欠点に惹かれて、すぐ恋に落ちてしまうダメ男ですが、お二人が恋に落ちるときに相手のどういうところに惹かれますか?
木村:これは共感してもらえるかわからないですけど、出会ったときや仲良くなったときのドラマティックさに惹かれます。というのも、いつか自分に子どもができたときに、「パパとママはどうやって出会ったの?」と絶対に聞かれると思うんです。そのときにイカしたエピソードを披露したいなと思っているので、僕はエピソード惚れですね。
新川:珍しいタイプですね(笑)。私は人が一生懸命にお仕事をされている姿に惹かれます。自分もそうですけど、仕事で対価をいただいている以上はそれに見合った働きを見せないといけないと思うので、お仕事に真面目に取り組めない人は、あまり好きじゃないです。もちろん、抜くところは抜いてもいいと思いますが、やっぱりお仕事をしっかりされている方のほうが魅力的に感じますね。
木村:じゃあ、僕はダメかも。子役からずっとやっているせいか、習いごとの延長みたいな感じで、“お仕事をしている”という感覚がないんですよね。だから、お仕事でもイヤなときには普通にイヤな顔をしてしまって…。
新川:でも、それは周りにわかりやすく伝わるから、逆にいいんじゃないですか?
木村:いやいや、大人としてはダメでしょ! たぶん、僕の周りはみんな「すぐに顔に出すんじゃねえ!」と思っていると思います(笑)。