――ドラマには脛男の超個性的なクラスメイトの女子たちが登場しますが、お二人がこれまでに「この人、超個性的!」と思った方はいますか?
木村:僕は高校のときの友だちかな。僕が通っていた学校は1クラスで男子が5人しかいなかったんです。だから、男子同士が仲良くならないと立場がなくなってしまうので、その5人と仲良くなろうとしたんですけど、どうにもウマが合わなくて。そんなときに別のクラスのヤツが「俺と友だちになっておいたほうがいいぞ」と言ってきたんです。その言い方に最初は「はぁ?」と思ったけど、そいつとは今でも親友ですし、お仕事も一緒にするようになりました。
新川:私は高校生のときは学園もののドラマをたくさんやらせていただいていて、同世代の子と会う機会が多かったんですけど、そのなかで本当に話が面白くて、クラスの中心になる男の子がいたんですね。その子は今はもう役者はやっていなくて、あるときに落語家さんのお弟子さんになったんです。でも、なんだかんだあって、結局クビになったんですけど、今は放送作家として活躍していて、その子を見ていると、いろいろな道があるんだなと思います。
木村:今も繋がってる?
新川:たまに番組に呼んでもらうことがあります。
木村:それはステキな出会いでしたね!
――最後に木村さんが代表してドラマの見どころをお願いします。
木村:まずは脛男と美晴さんのバディ感を楽しんでいただきたいです。あと、脛男の中学時代のクラスメイトが毎話出てくるのですが、「寅さん」みたいな感じで毎回ヒロインが変わるのが贅沢だなと思っています。それこそ「寅さん」のように脛男が毎回フラれてしまうのか、それとも誰かとうまくいくのか。そこも含めて、楽しんでいただければと思います。とにかく僕自身もとてもほれ込んだドラマなので、ぜひご覧ください!
取材・文=馬場英美