過去と現在それぞれのエピソードを引っ張る2人のヒロインも豪華だ。親友の無念を晴らすため大胆な行動に出る孟宛を「ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~」などのラブコメ作品で活躍してきたウー・チェンが、そして7年前に勇気ある告発をした藺如蘭を「親愛なる君主様」「太陽と月の秘密~離人心上~」のフー・イーシュエンが演じる。
2人ともに、華やかで可憐な笑顔と、正義を追い求める芯の強さを併せ持った女性。魅力的な2人のヒロインにメッセージ性の強いストーリーも相まって、2023年の公開時、本作は“今見るべき”時代劇ドラマとして中国全土の視聴者を魅了した。
14億を超える人口を誇る中国では、インターネットユーザー数もケタ違い。その結果、「花の告発―」を配信するTencent Video(騰訊視頻)をはじめ、“中国のNetflix”と言われるiQIYI(愛奇芸)や“中国のYouTube”ことYouku(優酷)など、多種多様な動画配信サービスがしのぎを削り、億単位の視聴回数をたたき出すヒットドラマを次々と生み出している。
その中で、いったいどの作品を“見るべき”なのか?というのは、中国ドラマファンを悩ませる永遠のテーマ。そこで役立つのが、各レビューサイトやエンタメサイトが提供しているさまざまな「ドラマ指標」だ。
たとえば、辛口評価で知られユーザーの信頼度も高い大手レビューサイト・Douban(豆瓣)。ここでは専門家のレビューのほかファンの口コミ、ユーザー評価がチェックでき、独自の「口コミランキング」や「高評価ドラマランキング」も定期的に発表している。
チケット販売やユーザー間交流機能を持つエンタメサイト・猫眼電影では「熱度ランキング」を提供。このほか、V Lincageの「配信ドラマ再生指数ランキング」や「ドラマキャラクター指数ランキング」、DataWin FilmTV(影視観察)の「デイリー景気動向指数ランキング」、Yunhe Data(芸恩娯数)の「再生数指数ランキング」といった各種データ会社による独自の指数ランキングがドラマファンに提供され、“見るべきドラマ”選びの一助となっている。
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