世界を沸かせた映画「パラサイト 半地下の家族」(2020年)の主演俳優ソン・ガンホの“ドラマデビュー作”としても話題を呼んでいるドラマ「サムシクおじさん」の第6、7話が5月22日に配信された。財閥家の末娘で“オルブライト奨学財団”理事のレイチェル・ジョン役で少女時代のティファニーことファン・ステファニー・ヤンが初登場。華やかな存在感で目を引いた。(以下、ネタバレを含みます)
「サムシクおじさん」は、1960年代の激動の韓国を舞台にした骨太のヒューマンドラマ。「誰もが1日3食を当たり前のように食べられる国に」という夢を持つ、政治フィクサー“サムシク(3食)おじさん”ことパク・ドゥチルと、経済の力で国を豊かにする“国家再建事業”を実現させるため奔走するエリート青年キム・サン(ピョン・ヨハン)がタッグを組み、それぞれの野望に向かって政治の世界で奮闘する。
5話までで、サムシクおじさんとサンが政治的信条を超えて手を組むまでが描かれた。そして今回配信となった第6・7話でついに、「キム・サンを国務総理に擁立し、国会を意のままに操る」というサムシクおじさんの壮大な計画が動き出した。
そんな中、7話でティファニー演じるレイチェルが初登場。オルブライト家出身のレイチェルは、アメリカで学びたい学生たちを支援する“オルブライト奨学財団”を運営する人物だ。実は、サンも同財団の元奨学生。同財団の奨学金を得てアメリカで学び、“国家再建事業”を練り上げたのだ。
同財団の新たな奨学生を紹介するセレモニーであいさつに立ったレイチェルは、気品あふれる白のパンツスーツをまとい、流ちょうな英語で「今年の12名の奨学生を紹介いたします」とスピーチ。セレモニー後には、廊下で行き会ったサムシクおじさんにサッと手を差し出し「初めまして!お話は伺っています」と握手。爽やかに笑いかけた一方で、ベランダでタバコをふかしながらサンに英語で「国家再建計画書、興味深かったです。実現できますか?」と、鋭い表情で切り込む場面もあった。
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