2017/08/31 07:00 配信
東京・下北沢で注目を集め人気拡大中の劇団「艶∞ポリス(ツヤポリス)」。9月7日(木)~11日(月)に新作公演「ハッピーママ、現る。」が下北沢・駅前劇場で上演される。
同劇団は、2013年に旗揚げし、今作が第八回公演。誰もが共感できるキャラクターがつむぐ、絶妙な人間関係を舞台上に作り出すコメディー劇が人気を呼び、毎公演、着実にファンを獲得し続けている。
新作の「ハッピーママ、現る。」は、“小学校のPTA活動”がテーマ。PTA会議室で繰り広げられる女の戦いを、爆笑必至のコメディーへと昇華させた。上演に先駆け、脚本・演出を務め、自らも出演する岸本に新作公演の見どころを聞いた。
――PTAのネタはどこから仕入れたのですか?
実際に小学生のお子さんを持つ、小学校時代の同級生や知り合いに話を聞きました。特に印象に残っているのは、お子さんが登校拒否になってしまった親御さんにも、例外なく…PTA参加要請の電話がかかってくるというエピソードです。
参加できない事情を話しても「だったら、お子さんも連れてくればいいじゃない」と言われたそうで。正直なところ「それはちょっと違うんじゃない!?」と思ってしまいまして、このお話を作りました。
――特にお気に入りのキャラクター、シーンは?
“PTAの悪キャラ”…委員長役の「蒲生さん」ですかね。もう、書きながらずっとイライラしてます(笑)。
それと、詳しくはぜひ公演を見てほしいのですが…! 一番初めに思いついた、一番初めのシーンがお気に入りなので注目してほしいですね。
――脚本や構成で意識した点はありますか?
PTA活動の一年間を描いた作品なので、個々のキャラクターの奥深さのようなものがにじみ出てくる後半は笑ってもらえるはずです! それぞれ異なるバックボーンを抱えたキャラクターたちの人間性が垣間見えるシーンを追っていった先に、感動があるかもしれません。それと、見終わった後に“爽快感”を感じさせたい、というのは意識して作っています。
――この公演を見たら、PTAに対する(一般的にややネガティブな)印象は変わりますかね?
少しでも変わってもらえたら良いな…。もちろん、この作品を見ただけで「PTAって楽しいんだ~」とは、ならないと思うんです。でも、少しだけでいいから、今実際に活動してる方も知らない方も…PTA活動について考えたり、見つめ直すきっかけになったらうれしいですね。
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