――優三を演じるうえで心がけていることはありますか?
優三が持つ柔和な空気感は大事にしたいなと思っています。また、真っすぐに物事に立ち向かっていく猪突猛進な寅ちゃんとは対照的に、優三は頼りない一面もありますが、内には太い芯があることを表現出来たらと思っていました。
――仲野さんは優三と似ている部分はありますか?
夢に向かってひたむな姿や、自分にやりたいことがあるというのは、近いのかなと思います。ただ、僕は優三ほど柔和なキャラクターではなくクラスの中だと騒がしい方のタイプの人間なので、そこは違うかなと思います。
――伊藤さんとの再共演はいかがですか?
沙莉ちゃんは、打ち合わせをせずとも、こちらがどんな芝居をしてようとも、受け入れてくれるので、お芝居がしやすいです!コンビネーションも良いですし、隣に沙莉ちゃんがいてくれると安心します。全く知らない人との夫婦役だとぎこちなくなってしまうこともあると思いますが、沙莉ちゃんとだから、思いっきり飛び込めますし、絶大な信頼をおいています。
――伊藤さんの座長ぶりはいかがですか?
現場でのたたずまいは尊敬の一言です!沙莉ちゃんがいるから現場が明るくなりますし、地に足がついた頼れる主役です。沙莉ちゃんは、思ったことを素直に口に出すのですが、全く嫌な気がしないんです。それが率直な言葉なので、いろんな問題がスムーズに解決されるんです。
周りに気を遣っていろいろな人とコミュニケーションをとってくれますが、気を遣いすぎてない感じもして。(現場の)中心にそういう人がいると、他のキャストもスタッフも、そんな気張らなくても良いんだって、リラックスして現場に入れます。それは、座長が作り出す空気感でもありますので。みんな沙莉ちゃんのことが好きですね!
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