伊藤あさひが、紺吉原作による不条理なBLギャグ漫画のドラマ化第3弾「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男2024」(Lemino独占配信)に出演。BL漫画の世界に生きていることに気が付いてしまった主人公のモブが、次から次へと繰り出されるイケメンたちによる恋愛フラグをかわしていくようすが描かれているドラマでモブに恋心を抱く菊池役を演じた伊藤あさひに作品の見どころや撮影の裏話などをざっくばらんに語ってもらった。
——本ドラマへの出演のお話を聞いた第一印象はいかがでしたか？
1、2作目とは少し時間が空いていたので、まさか3作目が実現するなんてびっくりしました。3作目まで続くことは、なかなかないと思うので、嬉しかったですし、ワクワクした気持ちになりました。
——3作まで制作されるこのシリーズの魅力を教えて下さい。
エンターテイメント感というか、何を見せてくれるんだろうというワクワクドキドキした感じがあるからだと思います。そういう感覚をキャストも感じながら演じているので、そこが愛されてる部分なのかなと思っています。
——菊池役をどういうキャラクターととらえて演じられましたか？
BLにならないモブが唯一、恋心を抱いてしまうような役どころで、本当に自分の中のかわいいと思える部分を前面に出してみました。今回はまさかの三角関係になるのですが、菊池は意外と嫉妬するんだなと知って。なので今回は可愛いだけじゃない、菊池のちょっと強い部分が出ているなと感じました。演じながら自分でも意外な発見ができました。
——菊池は「絶対BL」の良心というべき存在だと思うのですが、ギャグの多いこの作品のなかで本気の恋愛を演じるうえで注意したことを教えてください。
僕としてはギャグっぽいこともやりたいなと思っていたのですが、やはりシリアスなところを任されてるので、あまり「絶対BL」らしさは感じずに演じるようにしていました。
——モブ役の犬飼さんと共演されていかがでしたか？
僕は犬飼さんとの共演が多く、毎回可愛がってくださりうれしいです。今回は ゲームの話をしました。ハリーポッターのゲームが面白いと教えてくれて、僕もハマリました。あと、犬飼さんは難しいボケをしてくるんです(笑)。真顔で変なことを言って冗談なのか本気なのかわからなくて。そんなつかみどころがないところが犬飼さんの魅力だと思ってまいす。
——一番苦労したことを教えてください。
オープニングのダンスシーンですね。今回のは…何風というのかな。
——前回はロカビリー風で、今回は昭和アイドル風ですよね。
髪の毛も衣装もすごく、出演者のみなさんの“昭和アイドル姿”を見てもいいのかどうか、目のやり場に困るような(笑)。みなさんを見ていて自分がどんな風になるのかもドキドキしていました。
——実際にご自身で見られていかがでしたか？
意外と悪くないと思いました！衣装の胸元をもともとは開けない予定だったのですが、開けてみようとななり、胸が見えないように星型の二プレスを貼ることになって。それも初めての経験でした。あと、そでに長いフリンジがいっぱいついてるので、みんな苦戦してしまって。踊ると顔に当たって目を瞑ってしまいそうになるので大変でした。
——そんなご苦労があったんですね。昭和アイドル風の独特のきらめきがあってかっこよかったです。
ありがとうございます。映像も昭和風になっていて面白かったです。
——撮影中のエピソードなどを教えてください。
エピソードの終わりに入る、ドラマのタイトルを言う恒例の映像があるのですが、撮影のときにいつも小道具を用意してくださり、小道具を使ってボケるのがキャストの暗黙の了解になっているんです。1作から出ているメンバーはやらなきゃいけない空気があって、すごくプレッシャーがありました。
——何パターンか撮ったんですか？
1回だけです。大喜利みたいだったので、芸人さんはこんな気持ちなのかなと思いました。
——じゃ、伊藤さんがどんなボケをしたのか、その映像も注目ですね。
楽しみにしていただければと思います！
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