紀元前1万年と1988年の世界、そして未来までもが複雑に交差する「ラ・ブレア」シーズン2。家族と再会しようとする母親のイヴの活躍ぶりや、ギャヴィンの人々を救うためにとる行動など、ハリス家の奮闘を中心に物語は展開していく。そんな中でも、本シーズンではこのハリス家の複雑な人間模様が見どころの一つとなっている。
そんなハリス家にとって大きな存在となるのが、エアフォースのパイロットでギャヴィンの友人・リーヴァイ(ニコラス・ゴンザレス)。もともとシーズン1でも登場し、現代から紀元前1万年に遡る際も、ギャヴィンが彼を強く推薦しミッションに挑むことになった信頼のおける人物だ。
しかしシーズン2では、ギャヴィンとの夫婦仲がうまくいかないイヴに対し、「自分がいる」「二度と離れない」などと言ってなぐさめる。しかも、イヴが武装集団・エグザイルズに捕まった際、リーヴァイは自らエグザイルズに身を差し出し、自分自身を連行させたのだ…。
そして作中では、2人が集団の中で仲を深め、幸せそうに過ごす様子が描かれている。リーヴァイはイヴに惹かれており、イヴも献身的なリーヴァイに好意を抱くようになったのだ。
しかし、幸せな2人のもとに何も知らないギャヴィンがやって来て、ついに家族は再会を果たす。リーヴァイに心惹かれていたイヴだが、ギャヴィンと再会することで初めてのデートのことを思い出したりと、徐々に彼への愛情を思い出していく…。
その後、夫婦の仲睦まじい様子を見て喜ぶイジーら子供たち。そして絆が深まったハリス家の姿を目にしたリーヴァイは、とんでもない行動に出てしまう…。イヴ自身も最終的にギャヴィンとリーヴァイのどちらかを選択する場面に遭遇するのだが、イヴの揺れ動く心理描写も本作の注目ポイントだ。
またシーズン2では、イヴ・ギャヴィン・リーヴァイの3人以外にも様々な人間関係のエピソードが描かれており、恋愛や友情、きょうだいや家族愛などが繊細に描かれている。
非日常的なSF作品でありながらも、随所でほっこりしたり切なくなったりなど、思わず感情移入してしまうような人間ドラマも楽しめる「ラ・ブレア」シーズン2。動画配信サービス「Hulu」では、本シーズンに加えて、シーズン1と3も見放題配信中だ。
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